「――――来たな、烏野。」


「お、お前達も着いてたのか、黒尾。」


「みなさんお久しぶりです!」


「詩織だー!!!!」





わらわらと詩織に群がる烏野一同。
勿論その中にはツッキーも存在する。





「元気そうジャン。」


「うん!蛍も元気そう。少し身長伸びた…?」


「もー詩織がいねぇからのやっさんと田中さんのテンション駄々下がりなんだぞー!でも元気そうでよかった!」


「うん!翔陽も元気そう!『あーんまりうちの大事なマネージャーにベタベタしないでもらえますかー!』





ぐいっと肩を軽く掴み俺は自らにわざと彼女を引き寄せる。




「黒尾!なにやってんだよお前!! もーすんませんバカな主将で!」


「はっはは〜詩織が大切にされてるみたいで逆に安心したべ〜。『僕の妹にセクハラしないでもらえますか。(半ギレ』





ツッキーがベリっと詩織を俺から引き離す。
間に挟まれた詩織はどこか楽しそうに苦笑を零していた。


 




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