全校のアップが始まり、マネージャー達も忙しく走り回る。
今回は一泊二日の短い遠征合宿。

勿論俺達もだが、詩織も気合が入っていた。




『え!?詩織が臨時コーチ!?』


「そういうことだ。前もって詩織には伝えてあるし、お前達頑張ってついていくんだぞ。」


「はい、とっても気合入れてメニュー作りました!」




詩織サン。
あんた、とってもいい顔してるよ(



ってか、合宿だと詩織を目で追いかけてっと烏野にも木兎達にもまぁたなにいわれっかわかんねぇし…集中集中…!







「黒尾さん!」


「おう、どした。」







詩織はにっこり笑って指で足元をさし、そして手をポンっと出してくる。






「……ダメ?」


「駄目です。早く外してください、靴下の下の両足につけてるアンクル。」






ばれてーら…。
ほんと、こういうの見過ごしてくれねぇよなぁ ………。





「えーなんでばれたの……。」


「さっきのスパイク練の時、少しジャンプがいつもより低かったのと、着地が不安定だったから、ですかね。とにかく!合宿中は駄目です!許しません没収!!」




そう俺のアンクルを持ちスタスタと去っていく詩織。





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