★14話★




俺の誕生日から、1週間が過ぎた11月も後半。



初めてセックスをして、俺もう爆発するんじゃなかろうかと思いきや、案外落ち着く方に転がり落ちた。


散々木兎や赤葦に避妊しろ!ゴム付けろ!ヤりすぎるな!!!!
っと注意をされまくっていたわけだが、何故か落ち着いている。


まぁ確かに可愛い詩織や萌える詩織を見ればキュンキュンくるんだが、でも耐えられている。
これが大人の余裕っていうやつか!!!





そんなとある日。

帰宅途中に携帯が鳴り響く。





「もっしもーし、黒尾さんでーす。どーちらさまですかぁ?!」


【…ふざけてるんですか?】


「うそうそwwどうしたんだよ赤葦。」


【今詩織ちゃんも一緒ですか?】


「おー隣にいるぞー。」


【来月のクリスマスイヴなんすけど、うち親が居なくて木兎さんが泊まりに来るんですが、よかったら二人も一緒に来ませんか?】


「赤葦ん家?!おーちょっとまってろー。詩織、来月のイヴなんだけどさ、赤葦が親いないらしくて木兎も泊まりに来るから、俺達もどうか?って。」


「わぁ、楽しそうです!お邪魔してもよければ伺いたいです!」


「――だってさ、こっちはok。」


【りょーかいです!また近くなったら連絡します。あ、うちに沢山ゴムあるので持ってこなくても大丈夫ですよ。】


「!!?? うっせーよ!!!!!」







くそ赤葦め!!!!!!!!!!!!w




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