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★13話★



無事に全国行きも決め、夜久の足も捻挫で済んだことが分かり一息つく――――――間も、俺には存在しなかった。







「そういえば、もうすぐ黒尾さん誕生日っすよね?」


「(ビクっ)」


「あーそういえばそうだな!去年は盛大に祝ってやったしなぁ!」


「まぁ今年は詩織ちゃんもいるだろうし。俺達は日中にお祝いしてあげて、その後は詩織ちゃんとがいいんじゃないの?」


「ッてな感じでいいか?黒尾。」


「(上の空)」


「………それでいいと思う。もう放っておいてあげて。」





黒尾が完全に誕生日を意識している。

それは恐らく――――――、







『(誕生日で祝童貞、とか思ってるんだろうなぁ)』







そんな事を考えている音駒一同だった。




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