部活も終わり、いつものように研磨と別れ、帰り道の二人きり。

意識せずにはいられないだろ。
だって、詩織が誕生日までって言ったんだぜ?

あ、今更なしとかは流石にしんどいけど。






「あー……詩織、さ。」


「はい?」


「16日の夜、さ。俺んち親いねーんだわ。んで、17日は俺の誕生日じゃん…?
だからその…泊まりに、こねぇ ……?」


「あ、はい。私の家に泊まってもらおうかなって思ってたんですが、てっちゃんの家の方がよさそうですし、じゃ、夜は泊まりますね。」


「お、おう………、っつか ……その、さ 。」


「??」






俺がしどろもどろしていると詩織が不思議そうに首を傾げて俺を見てくる。


くそっ!!!可愛いなおい!!!!!!!!




 




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