会話を覗く部屋

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ガブ「ユエりんと水族館行ってきます!」
シグマ「は?」
ガブ「ユエりんと水族館行ってきます!」
シグマ「は?」
ガブ「ユエりんと水族館行ってき」
シグマ「うっさいわ!聞こえとるわ!勝手に行けぇや!」
 

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ざき「ただいまー」
あずき「お帰りー」
ざき「だからなんでお前は勝手に人ん家入って………誰?」
あずき「やだ!今すっぴんなんだからあんま見んな殺すぞエッチ!!」
ざき「や、別人すぎるんだけど」
あずき「女はみんな化粧落としたら退化すんだよ」
ざき「…あー、お前のすっぴんあれに似てるな」
あずき「ん?ん?なに?」

ざき「クサイハナ」
 

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アリー「これをこうするとぉ…ほらできたぁ」
おうか「すげぇぇえ!俺もやる!俺にもやらして!」
ぷう「ぼくもやる!ぼくにもやらして!」
アリー「じゃあ最初からやるから真似してねぇ」
おうか「分かった!」
ぷう「分かった!」
 

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シグマ「冬は冬眠しちゃう!春は花粉症!夏は熱中症!なにもかもどうでもよくなる兄貴の気持ちも分かるやろ!!」
グゥ「…」
 

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ラム「むっ…!お前なぜ半袖短パンなんだ!」
おうか「ん?あちぃからに決まってんだろ?」
ラム「あ…暑い?どうしてだ!見ろ!まだ雪も残ってるじゃないか!」
おうか「おー、なんでだろうな?」
ざき「デブだからだよ」
ラム「はっ…そうか!我慢比べというやつだな!分かった!正々堂々、俺も脱ごう!」
ざき「いや、あいつデブだからだよ」
 

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忍「ピッチピチのDKです!いえー!」
鉄「ドラム缶?」
忍「てっちゃん、DKと書いて男子高校生っていうのよ」
鉄「あー…あー、ほんとだ」
忍「そういうのMMMー!」
鉄「は?なにそれ」
忍「NHK」
鉄「ちょ…待て、なんて?」
忍「JKY」
鉄「NDT!」
忍「うん」
鉄「え?伝わった?」
忍「"日本語で頼む"」
鉄「なにその無駄な才能」
 

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あずき「将来の夢は!」
ひかる「安定した収入のある暮らし」
おうか「サクと結婚する!」
ざき「一夫多妻」
あずき「おうか、やめとけ」
 

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なにみ「結婚するなら同種族がいいわ」
フレーバ「タマゴが産めるからよね?最近だと種族の違いで産めない人の方が多いみたいよ」
なにみ「それが少子化に繋がってるんじゃないの」
フレーバ「そうなのよー…でも種族の壁を越えた愛って素敵じゃない」
なにみ「そんな愛で国が溢れかえっちゃ素敵とも思えないわ」
フレーバ「あら、カエルちゃんは種族が違うわよ?」
なにみ「グゥ様には愛人として置いてもらうわ」
フレーバ「結婚できないわけよねぇ」
 

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ペコ「妹の言動についていけなくて…」
フレーバ「幼い子供は大人には理解できないくらい純粋な心を持ってるものよ」
ペコ「でも…1つ目の緑の宇宙人を見たって言うんです…」
フレーバ「……あなた?」
なにみ「違うわよ」
 

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まり「ふぅ、疲れたから肩揉んでよこうへい」
ざき「それ終わったら俺の肩も頼むわ」
まり「晩御飯の支度も忘れないでね」
ざき「風呂の準備もしてくれんの?」
まり「尻尾振って喜んで、犬だね」
ざき「お前こんなにされて喜んでんのかよ…」

こうへい「おうかさん助けて!」
おうか「どうしたんだ?」
こうへい「あんなにされたら俺…おかしくなっちゃう!」
おうか「…お…おう」

※まりくんこうへいくんお借りしました
 

 



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