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上村くんのアンハッピー・バレンタイン

※こちらは『強面バンビにご用心』に出てきた生徒会役員カップルのスピンオフです。

意外な人が実は…?

イメージを崩したくない方はお避けください。どんな結末でもどんとこい!な方はどうぞ♪
ちなみに、18禁です。

―――――――――――


「上村様!これ、受け取ってください!」
「えっ?あ…」


チワワちゃんが差し出したのは、きれいにラッピングされたピンクの箱。ああ、今日はバレンタインだっけ。会長が『チョコプレイー!小暮とにゃんにゃんー!』とか叫んで走ってったっけ。
でも、俺は。

「ごめんね、受け取れないや。気持ちだけもらうね、ありがとぉ」

ひどく焼き餅焼きの恋人がいるから。

「う、受け取るだけでいいんで!じゃ!」
「あ!ちょ、ちょっと!」

お断りしたのに無理やり押しつけられちゃった!ヤバい、早く処理しないと!こんなの見つかったら…


「上村センパイ」


焦る俺の後ろから聞こえた声に、さあっと血の気が下がる。


「僕というものがありながら…この浮気者ー!」
「ごごごごめんなさい!草壁ちゃん!不可抗力だよー!」


泣いて叫んでももう遅い。誰だよバレンタインはハッピーな日なんて言ったのは!ああ、今日の俺はアンラッキー。



ヴィンヴィンヴィンヴィン

「ああーっ、あはあ、あっ、あっ!や、め、、っ、も、許してぇ!」
「だめ」

俺の訴えを笑顔で一蹴する鬼畜なかわいこちゃん。
何を隠そう、抱きたいランキングナンバーワンの草壁ちゃんだ。

「いやぁ、も、苦しいよぉ、ああん、と、めてぇ、…っ、くさ、か、、あぅ、あぅ、お願いぃ!」


俺はあの後ぷくりと膨れる草壁ちゃんに部屋に連れられ、あっという間に服を剥ぎ取られた。
そして草壁ちゃんはものすごく手際よく俺の両腕を後ろで縛り、足を上げさせ片足ずつベッドのポールにくくりつけた。
その後、ペニスの根元を紐でくくりとろとろにアナルを弄り、細目のバイブでずっと俺をなぶっているのだ。

絶妙な扱いで、いいところを集中的に責めたかと思うと入り口付近まで抜き取り。また奥まで入れては、いいところを微妙に外したり。

射精寸前まで追いつめられるのに、紐をしているせいもあるが絶頂には至らない。
生殺しが延々と続き、俺はもう理性なんて欠片も残っていなかった。


「ああん、あん、あっ、あっ、あっ!お、ねが、あふ、イかせ、、も、イかせてえぇ!あ、あ、あ!」
「上村センパイ。センパイが悪いんですからね?僕がいるのに、チョコなんか受け取るから。ほら、ごめんなさいは?」

クスクスと笑いながら俺を責める手を止めない。

「ひっく、ご、めん、なさい!ひぁ、っ、ごめんなさいぃ!あっ!やああああ!」

草壁ちゃんは、バイブを激しく出し入れしながら、射精出来ないようにしてある俺のペニスを口に含んだ。

「あ゛――――――!!!あァ゛――――――ッ!!!!」


がくん、がくんがくん。
射精できないのに、快楽だけは強烈に与えられ。俺は涙を流しながら絶叫した。

「上村センパイは、誰のもの?」
「く、しゃかべひゃんの、れすぅ…、ひっく、おれ、くしゃかべひゃんのなのぉ…、あひ、あ」


余りにも強い快感に、呂律が回らないまま『草壁ちゃんのもの』を繰り返す。
そんな俺の様子にすっかり満足した草壁ちゃんは、にっこりと笑って俺にキスをした。
そして、ゆっくりペニスを戒める紐を解く。



「忘れないで。あなたは僕のもの。ほかの誰かに目移りしたら

…監禁して快楽漬けにして狂わせちゃうから。」



耳元で囁かれた愛の脅迫に、触れられずに達した。



上村くんのアンハッピー・バレンタイン・end

happy valentine…?

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