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3

「うぉ〜い、誰かいませんかぁ〜!」


放課後。掃除当番のゴミ捨てに校舎裏を歩いていた健介は突然何者かに襲われ、旧体育倉庫に閉じこめられたのである。


「くそ〜、扉も開かねーし!」
「そりゃ中に入ったら鍵閉まるようにしてて、その鍵俺が持ってるからね」


後ろから突如声がした。振り返るとそこにいたのは


「…なんでいるの八田」
「え?健介を拉致してって頼んだの俺だから」


しれっと言う八田にめまいを感じた。


「なに、八田俺のこと嫌いだったの?いつも突っ込みいれるから?だから人知れずここでボコってやろうって?」
「ちげーし」


八田は健介に近づき、マットの上にとん、と押し倒した。


「何すんだよ!」
「え?ナニすんだよ。健介ったら積極的!俺を大声で誘うなんて。キャッ」
「発音が違うでしょうが!?ナニって何!?」



言いながらするすると健介のシャツに手を入れ始める八田に、真っ青になり暴れ出す健介。



「ままままてまて!話せばわかる!」
「わかんねーよ。だって、健介ったらいつも俺が愛の告白してんのに受け止めてくれないんだもん。だから親衛隊に頼んで健介を拉致してもらったんだよね。」
「愛の告白!?いつ!?」
「いつも言ってるだろ!ちんぽ突っ込みてえって!」
「それのどこが愛の告白だ―――――――!!!!」


今日一番の突っ込みが入る。だが、八田はそれを聞いてぶすっと膨れてしまった。


「めっちゃストレートな俺の気持ちじゃん!とにかくもう待ってるだけじゃ我慢できないの、健介…」
「な、なに…」


ふいに、真剣な眼差しで見つめられドキリとする。



「お前が好きだ!俺の愛(精液)を(お腹いっぱい)受け止めてください!」


「心の声が聞こえたから―――――!!!!!いらないから――――――!!!!」

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