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どういうことだ。
俺を避けておきながら、西条と一緒にいるだって?そういえば西条は俺の次点とはいえ抱かれたいランキング二位だ。
――もしかして、西条にもかわいい仕草の指導を頼んだのだろうか。
くそ、イライラする!
小暮とはクラスと専攻が違うため、偶然会うことはほぼ無いに等しい。
だから、小暮と会ってることがバレたくはない俺にとってはそれは好都合だったんだか、今はそれがひどくうっとおしい。
「メールで、呼び出すか」
俺から小暮にはメールをしたことがない。
頼んできたのはあっちなんだから、俺の都合はあいつから聞いてくればいいと思っていたからだ。
西条にも頼んだのなら、俺は手を引いてやる。勝手にかわいい仕草でもなんでも西条に見せて、せいぜい気持ち悪がられればいい。
ひどく攻撃的な気持ちで、携帯を開く。
メールを打とうとして、手が止まる。
――――廊下の先に、西条と小暮がいた。
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[mokuji]
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