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5

「は、白馬さま!」



姿を現した陸斗に、ファンクラブの皆がうろたえる。陸斗はそんな皆ににこりと微笑み、高雅の隣に立った。



「陸斗…、んっ!」



高雅が何か言う前に、後頭部を押さえキスをする。
それを見たファンクラブの皆は、目を見開き固まった。



「んっ、ンァ、…っりく、…――ひゃんっ!」



深く口づけ、舌を絡ませながら陸斗は高雅の後ろに手を忍ばせ、アナルにつぷりと指を突き入れた。
高雅は突然の行為に、おろおろとファンクラブの皆と陸斗を何度も見やる。
その間にも陸斗はクチクチと高雅のアナルを蹂躙し始めた。


「んっ、やっ!りくと、りくとっ!やあぁ、抜いて!はずかしいよぅ!やぁん!あっ、あっ!んんっ!」


陸斗によってすっかり開発された高雅は、確実に快楽を拾ってしまう。
なんで。みんなが見てるのに。
高雅は羞恥と快楽に、顔を真っ赤にしてぽろぽろと涙をこぼした。


「んんっ、んぅ、やあぁ、んむぅ、」


アナルを弄りながら高雅にキスを繰り返す。
目の前で行われる淫靡な光景、とはいえズボンを履いたままなので、余計に想像を掻き立てられる。ファンクラブの皆は顔を赤くしながらも目を逸らすことができない。


「やぁ、イく、りくと、イく…!」
「…イきなさい。」
「やっ、あァ――――!!」


びく、びくびくびく。



高雅は陸斗に耳元で囁かれ、しがみつきながら喉を仰け反らしアナルだけで絶頂に達した。

「あ…、あん…」

はあはあと息を乱し、くたりと陸斗の肩に頭を預ける。とろりと快楽に溶けた顔、ちらりと覗く赤い舌。

…なんて、淫靡な。

そんな高雅を、食い入るようにファンクラブの皆は見ていた。



陸斗はそんなファンクラブの皆に、にこりと微笑みかける。



「ごらんの通り、この子は私のかわいいにゃんこです。以後呼び出しなどは行わないで下さいね。」



微笑みながら言う陸斗に、皆が弾かれたように背筋をのばす。



「!っは、はい!すみませんでした!」



ファンクラブの皆の返事に、陸斗はまたにこりと微笑み、くたりと力の抜けた高雅を抱き上げ颯爽とその場を去っていった。



「…白馬さま、タチだったんだ…」
「…すてき…」
「…あの神凪も、すごくかわいかった…」



後に残されたファンクラブの面々は、先ほど目の前で行われた二人の行為を思い出して顔を赤くし股間を抑えるのだった。

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