あぁ、うるさい。


「奈良坂、昨日の写真何よ」
「名字とデートした写真だ」
「あら素敵。何買ったん?」
「…別に」
「何その間。意味深〜」


あぁ、うるさい。


「太刀川さんおれちょっと出てくる」
「おー。みかん持ってどこ行くの」
「いっぱいあるから名字にあげる、なんか追試頑張ったんだって」
「えらいね〜頑張り屋さんにはわたしからこのチョコをあげよう」
「柚宇さんこれ食べかけじゃん!」


あぁ、うるさい。


「聞いてよトッキー!今日訓練で名字先輩にお尻撃たれた!」
「へえ、賢に当てるなんて凄いね」
「凄いよね!まだB級上がって数ヶ月しか経ってな、そうじゃなくて!なんでお尻!恥ずかしい!」


うるさい


「あ、カゲいいもん持ってる!」
「うるせぇな寄ってくんな!」
「なまえちゃんにあげるんだって」
「へー、ねぇカゲおれにも餌付けしてよ」
「クソ犬に懐かれたって嬉しかねぇんだよ!おいゾエ余計なこと言ってんじゃねぇぞ!」


うるさい


「秀次」
「二宮さん。お疲れ様です」
「2本も飲むのか」
「…友、名字に、」
「友人と言ったか」
「…」
「…そうか、お前に友人か」
「…………。」


うるさい、うるさい、



「いい目を持っていた。あいつは強くなる」
「私も名字さんとお話してみたいなぁ。確か私と同学年でしたよね?」














「……菊地原?どうした?」


うるさいうるさいうるさいうるさい。


「別に。歌川には関係ないでしょ。」


B級のくせに。どうせ大したことないくせに。

おまえなんか、名字なまえなんか、


大嫌いだ


マエ モドル ツギ

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