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はぁはぁと荒い呼吸を繰り返し、柚那は虚ろな瞳で雄史をみつめた。
白濁の液体が体に飛び散るのを確認し、避妊具無しでの性行為だったのだと悟る。
しかし絶頂を迎えたばかりの彼女には、その行為への危険性など考える余裕もない。
『…柚那、休めるとでも思ってんの?』
突如頭上から響いた低い声の方へ目を向ければ、ニヤリと不適に笑う上条の姿。
その瞳にぞわり、体が粟立ち、柚那の下腹部には熱が走る。
『ほら、良くしてもらったんだから、綺麗にしてやれよ』
上条のその言葉の意味に気付くと、柚那は雄史に視線を向けた。
『え…、なに?してくれんの?』
甘く垂れ下がった瞳と視線が合うと、雄史は呼吸を整える為深く息を吐き出した。
『…じゃ、お願い』
「…う、ん」
柚那は重い体を起こし、四つん這いのままのそのそと雄史に近付いた。
先程放出したばかりの彼の肉欲は、柚那の手が包み込む事で再び堅く熱を持ち始める。
柚那は精液が付着した先端をペロペロと舐め、丁寧に舌を這わせていく。
上条に余程教え込まれたのか、彼女の舌使いは直ぐに雄史の性欲を引き戻した。
『…おい、しっかり咥えておけよ』
四つん這いの柚那の背後に上条は迫ると、彼女の太股に手を回し、脚を強引に開かせた。
「っ…んぅ…?」
上条の指示通り雄史のモノを咥え込んでいた柚那は、この後の行為を察して目を潤ませる。
「っ…う…だめ、だめですっ…、上条さんっ…ま、まだっ…」
『いいから、お前は藤井のしゃぶってろよ』
「っ…あぅっ…、あっ、だめっ…あ、あ」
太股を掴まれ尻を突き出すような体勢を強要されると、イッたばかりの秘裂にいきり立つ熱い欲望が押し付けられ、ズブズブと侵入を開始した。
「あっ、やぁっあっ」
『鳴いてる場合かよ、お口がお留守になってんぞ』
『…武藤悪い、我慢できねーから』
「むっ、んぅ」
上条の肉欲が奥まで辿り着く事で歓喜に震える柚那の頭を押さえ付け、雄史は熱く反り勃つ自身を彼女の小さな口に押し込んだ。
上と下の口を塞がれ、息苦しさと共に快楽が身体中を駆け抜ける。
『はっ、串刺し。やっぱ淫乱だな、お前は』
そう言って上条は目を細めると、柚那の細い腰を掴み緩やかにピストンを開始した。
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