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「んっ…、んぅ…!」

唇が重なると、すかさず口内に侵入する舌。
上条によって塞がれた唇の端からは、声にならない吐息が漏れだし、苦しそうに柚那は顔を歪めた。

雄史に腰を打ち付けられる度に、結合部からはぐちゅぐちゅという卑猥な水音が響き渡る。

「ふっ、んんっ、んっ」

律動に合わせてくぐもった声が、上条の口内へと消えていく。
鼻で息をするだけでは酸素が足らず、柚那の思考は崩壊していく。

「んぅ、んっ…!」

ベッドのシーツを握り締め、涙で濡れた瞳を上条へと向けると、やっとの事で唇が離れた。

「はっ…、ぁっ、あぁっ」

『なんだ、苦しかったの?』

上条は口角を上げ、白々しくそう問い掛けた。
キス、というよりは唇を塞ぐ為のような上条の行為は、どう考えても確信犯である。
しかし今も尚、雄史によって中を激しく擦られ、息も絶え絶えの柚那は、最早考える事をやめた。

「あっ、上条さっ…!ん、んっ、そこっ…!そこっ、だめぇっ」

『俺に言ってもダメ。お前の中にいんのは藤井。ほら、イイトコ突いて欲しいって、ちゃんと藤井におねだりしろよ』

「あっ、あぁ、ゆう、しぃ…!そこ、気持ちぃのっ、もっとぉ…!」

『っ…、へぇ、武藤は奥がいいんだ』

ぐりぐりと奥を突き刺し、柚那が一際悦ぶ部分へ集中的に肉欲を打ち込んでいく。
雄史の息も乱れ始め、そろそろ限界が近い事を滲ませる。

『くっ…、そろそろイクぞ』

柚那の両足を抱えて肩に乗せると、いよいよ最後の追い討ちをかけるようにして、雄史は短い抜き差しでズンズンと柚那の中を突き上げた。

「ひっぁっ、あぁっ…!」

『あーぁ、乳首ビンビン』

くりくりと上条が乳首を捏ね回し、立ち上がった先端を口に含んで舌で転がすと、二つの刺激に柚那は半狂乱になりながら首を横に振った。

『…それっ、ヤバイっす、すげぇ締まるっ』

「や、やぁっあっ…!もっ、イッちゃっ…、イッちゃうぅっ」

『イケよ。他の男にイかされるとこ、ちゃんと見ててやるから』

「っあ、あぁっ、かみじょ、さんっ…!イ、イクっ…、んっあっ、あぁっ…ぁっ…!」

『うっ…っ…』


最奥を突き上げた瞬間柚那の体は仰け反り、ビクビクと震え出す。
その締め付けに雄史は慌てて自身を引き抜くと、柚那の腹へと白濁の液体をぶちまけた。





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