2015-6-11 Thu 23:18
「やっぱり夜の土方さんって、あっちの方も鬼なんですかね。」
昼下がりの薄桜学園。
適度に温度調節された職員室内で茶菓子を摘んだ。
「どうだろうねぇ…ただ昨日、彼の部屋の前を通ったら可愛い声が聞こえたよ。」
大鳥先生は真顔で返答してくれた。彼とは話が合うから好きだ。というか自室でなにやってんだ、あのエロ教師は。
「ちゃんと出すところがあって、土方先生も気持ちいいんでしょうね。気性が荒いのも大分落ち着いてきましたから。」
「そうだね、やっぱり一人ってのはよくないねぇ…」
雪村千鶴という新米教師が、この学園にやってきて数ヶ月。生徒にはまだあまり受け入れられていないが、すっかり土方先生のことはてなづけたらしい。
どうやら彼女がここの生徒だった時代から想いを寄せ合っていたらしい。ただ土方先生は無駄にきっちりなところがあるから、こうなったという。要は未成年に手をつける自信がなかったわけで、その辺りは原田先生を見習うべきだと思う。
「もしかしてあっちの方は校長?それとも理事長??!!?!」
「もしかすると、生徒かもね。」
「あちゃーそっちかー!!」
自室の国語研究室で雪村先生に手を出し、職務を投げ捨ててその腰を振る様子が目に浮かんだ。大事な部分はプライバシーのためにモザイクにしておいたが、大鳥先生のせいでどうやらそこまでではないような気もした。
「雪村先生に聞いたら怒られるかな…」
そう呟いた目線の先に、雪村先生が土方先生と仲良く同じ部屋に入っていくのをみた。