いますぐに欲しい





「カトル、」


執務室の扉を開けて中にいる男性にそう優しく囁く女性が一人。



「…ユリアか」


ユリアと呼ばれたその女性は柔らかく微笑むと後ろ手で執務室の扉の鍵を閉める。

軍服にしては少し短い丈のスカートから足を覗かせ、黒いハイヒールの音を鳴らしてカトルのもとに近づいていくユリア。




「本当に、お前は軍服にしてはスカートが短すぎないか?」

「しょうがないでしょ、皆の目の保養よ」



クスクスと笑いながらカトルに近づき、彼と向かい合うように彼が今まで仕事をしていた机の上に座り足を組む。



「挑発か?」


「さぁ、どうでしょうねぇ」



机に座る彼女を挟むように手をつき、右手で彼女の頬をなぞる。

鼻と鼻がくっつきそうなぐらい近付けば、彼女の甘い香りが理性をくすぐる。


唇もすぐにくっついてしまうような距離なのに、なかなかいつまでたっても甘い口付けがこないことに少し不満なユリアはゆっくりとカトルの首に両手を回す。



すると机に手をついていたはずの左手でユリアの後頭部を抑え、激しいキスをする。




「……ん…っ」


唇を舐められ、ゆっくりと唇を開けばすぐに熱い舌が侵入してくる。



「………ん、だ…めっ」


何度も角度を変えて口内を犯していく感覚に、力が抜けていく。

そして頬をなぞっていたはずの右手がスカートの中に侵入し、太股を優しくなぞる。




「……あ…っ、ん」


油断していたユリアは甘い甘い声を出す。





「挑発をしたのはユリアだろう?責任はとってもらう」



ゆっくり目を開けば、少し意地悪そうな表情をしたカトルが居た。



「ばか、」


「満足させてやろう」






















―――いますぐに欲しい





------------------------

微裏といっても良かったのかどうなのかわからない作品w
ぬるい!ぬるすぎる!!

突発的に書きたくなったもの。

大人夢主さんでした!


こんなの書くより、お正月リクを書け自分←
ごめんなさぁぁぁぁぁぁい


2012/1/25


[ 36/44 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]