ほとんど会話文な走り書き 下品なのも放置
更新歴だしてないです気ままに増えていきます




「ねえ時かけのちあきと結婚したい」
「はあ?勝手にしてれば」
「未来でまたれたぁい!!!」
「ふーん」
「ねえ、興味もってよこーすけ」
「俺なら未来まで待たせないけど」
「へ、それはどういう」
「今すぐにでも結婚できるよってことだよ、バーカ」








愛し合った2人が結婚して、夫婦になったのに離れ離れだなんて残酷なことわたしには想像もつかない。わたしはまだ高校生だから結婚なんてまだ遠い未来のことのように思っているけど大好きな勇人と結婚できたらこれ程ない幸せが毎日訪れるんだろうな、と想像したら頬が緩んだ。でも勇人が仕事もせずに毎日遊んでたら、やっぱり長年の恋心も流れ星のように一瞬で消え去っていくのかな。まあ、勇人が毎日仕事もせず家でごろごろするなんて想像もつかないけれど、それはそれでわたしは甘やかしてしょうがないなあ、わたしが稼いでくるからね?なんて言ってしまいそうなくらいには勇人のことを好きだから困ったもんだ。


「わっ、ちょっと」

「あ、ゆーと。おっはよお」

「もー、暑いからってボタン開けすぎ」


教室に入ってくるなり勇人は、少しだけ頬を赤くして「しっかりしてくれよ〜」と怒りながらわたしのワイシャツのボタンをいそいそと留める。その行動を見ながらわたしは、仮に結婚したとすれば働きにも出ずに家でごろごろしてるのはきっとわたしの方なんじゃないかな、と苦笑した。でも専業主婦っていう女性特有の役割があるからそこは栄口なら呆れながらも見逃してくれるだろう。


「なに笑ってるの?」

「でも勇人、わたしはちゃんと働くからね」


がしっとボタンを留め終わった勇人の手を掴めば、ポカンとした顔でなんの話?と苦笑い。

今日はいつにも増して暑くてそれに加えて風もあまりふいてこない。カラッとした天気の中なにもしてないのに汗がつう、と首筋をつたう。そんな中朝から勇人はグラウンドで一汗かいてきたんだな、と思うと自然と口からお疲れ様と出てきた。ありがとうとにこやかな笑顔を見たらものすごく愛おしく感じて胸の奥がきゅんと鳴った。


「わたしは勇人と1年に1回しか会えないなんて耐えられないな」

「え、あ〜、今日は七夕か」


そっか、だからさっき働くなんて言ったんだねと1人納得したように頷いた。


「勇人と毎日でも会いたい」

「なっ、そ、そりゃ俺だって同じ気持ちだよ」

「・・・えへへ」

「俺だって結婚したら一生懸命働くからな〜」

「けっ、?!」

「え、俺そのつもりだけどダメかな」


頬を赤くして困ったように見つめる勇人には頭があがらない。勇人と1年に1度しか会えなくなってもわたしは勇人をきらいになったりなんか出来ないよ。たまりにたまった話を勇人にたくさん、たくさん、24時間しかない中で語り尽くし勇人はそれをにこやかな笑顔で頷いてくれるに違いない。


「結婚、しようね」


恥ずかしげに応えると、任せてと大好きな笑顔で笑った。








「泉」
「ん?」
「いっちゃん」
「誰」
「いずみん」
「・・・」
「こーちゃん」
「こっ、」
「こう、すけ」
「!」
「へへ」
「お前が照れんなばか」








「なあ俺と突き合って!!!」
「ねえ!!田島変換おかしい!!!」
「なんだよー!俺の今の気持ちを素直に…」
「素直以前の問題だばか!」
「むっ、やなの?」
「……や、やじゃない…けど」
「じゃあいいじゃーん!」
「だあああ!ここ!教室!!!」








「好きだと思ったら行動したいし、好きだって言いたい」
「ストレートすぎんだよ、バーカ」
「だって」
「ま、そういうのも悪くはないと思うけど」
「…!泉好きー!!!」
「抱きつくな!!」