本部に連れ帰ってきたのはいいものの、これからどうするかを考えていなかった。
とりあえずベッドに寝かせて様子をみる。
「んー…どうしよう…」
力加減を間違えたか、と思ったが、そう思った矢先に小松は目を覚ました。
『ボク…っっ…あ…!?』
マズイと思って思わず手がでる。
セドルの拳は小松の鳩尾に潜り込み、心身共に大きなダメージを与えた。
『かっ…は…!』
だが意識を落とさせるまでには至らず、小松がその場にうずくまっただけだった。
『な、にを…貴方は…っ』
「もうちょっと寝ててくれないとオイラ困っちゃうなぁ…」
手首を纏めて固定し、唇を己のソレでふさぐ。
ガリッと鈍い痛みを感じたが、舌を差し込めば呆気なく抵抗の力が失せた。
「うん、そーやっておとなしくしててくれればいいんだよ」
『はっ…なんなんですか…ここは…!』
「お前気に入ったから連れてきちゃった」
『早く帰してください!ボクに何をするつもりですか!?』
小松の大声に再び唇を塞ぐと、小松は足をバタバタさせて抵抗した。
「今日からお前オイラのペットね、決定」
『ふざけないでくださいっ、いっそ…』
「殺しはしないよ、でも…覚悟はしてよ」
掴んでいる手に力がこもり、ベッドが軋む。
「まずは、その目玉貰おうかな」
嗚呼、目の前が真っ暗になった。
(ボクはどうなってしまうのだろう)
(絶対逃がさない)
―――――
セドコマってマイナーですか?
大好きです
7.6
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