初めて見た時から気になってはいた。
それが恋心に変わるのに時間はかからなかった。
でも相手にはすでに想い人がいた。
それでも、欲しいと思った。
二人が抱き締め合ったのを知っている。
二人がキスしたことを知っている。
二人がセックスしたのを知っている。
二人が…
自分の付け入る隙なんてない。
手を出そうかとも考えたが、無理だった。
それくらいに二人の関係は進んでいたし、密接なもの。
手を出して二人の関係を壊してまで、手に入れようとは思わない。だって君の幸せを壊してしまうのと一緒だから。
もう少し早く出会っていれば、君は僕のものになったかな?
何度そう思ったことか。
欲しい。君が欲しい。
でもそれは叶わぬ願い。
もう手遅れになった想い。
「せめてもう一度だけでも」
僕にその笑顔を向けて?
僕だけに…
届かない想い。
叶わない想い。
僕は一生、その想いを忘れずに生きていくのだろう。
(届かなくても、想うのは自由?)
―――――
ココは片想いしているのがいいです←
7.12
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