0610


寂しい、というメールは、どうも返しにくい。どうしよう、間に合ってます?怒られるたくない。わたしも?そんなつもりじゃない。元気を出して?何に対して。じゃあ、寝たことにする?明日は虹が出てたらいいですね、そう、埃がすごいんですよ、最近わたし部屋の角がこわいです、ってね。わたしはバカですか。バカじゃないですか!バカです。詰、真面目に返すわけにも、ふざけて返すわけにもいかないのです、さて、どうしたものか、うーん。満たされない感覚を寂しさと言いますが、感覚の寂しさというのは、以前も言ったように、それは先進国の現代人なら仕方のないものだと想うのです。死ぬほど生きていない人間は、暇潰しに、自己嫌悪、自己陶酔、他人から自分への評価を気にしたり、気持ちを言葉に表してみたり、とにかく繊細になるしかないのですから。心(実は簡単に心という言葉を使いたく、ないんだなーっ!)が満たされないのは、1人の夜や帰り道に、気持ちがより繊細になったからで、放っておけば、また満たされた感覚にひたひたり、正確には、寂
しさを忘れているだけなのですが、そして繊細になった時にまた寂しさを感じるのです。サイクルです。だから〜、というか、非常に申し訳ないのですが、この長々しい説明は、冒頭の文章とは全く関係ないのです。というより、全く個人的な話になるのですが、わたしと彼女(メールを送ってきた人、年1こ下)は友達ではない、ってわけではないのですが、だからといって、恋人というわけでもないのですが、ううむ、なんというか、同類というか、ああ、同類という言葉が一番しっくりきますね。まあこれは、またの機会のその機会があれば説明させてもらいます、意気込んで。そうそう、寂しい といえば、紛らわせるのはセックスが一番手っ取り早いらしですね。つまり愛ですよ、一瞬でも欲しいのは。兎に角、わたしは彼女に「もえもえきゅん!はい、寂しいの亡くなった?」と送りました。結局、根性無しのわたしには、一番無難な方向に逃げるのです。わたしだって寂しいよ、
どうぞ

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