May 10芸夢


真田幸村√赤

 真田の泣き顔かわいい、とか、がむしゃらに突っ込んでいく真田かわいいとか、そんなことばかり考えてました。かわいいなあ、もう。それにしても、ほんとうに苦しそうに泣きますね。あと、猿飛の真剣で低い声が好きです。「迷え、そしてあんたが決めろ。あんたはもう、大将なんだ」の云い方とかね。

【戦歴】
一、手取川の戦い
 真田の、落ち着いた(というより沈んだ)真面目で静かな声いいですね。好き。とてつもなく好き。前田夫婦との固有の会話が少なかったのはちょっと残念です。

二、金ヶ崎睡夢戦
 魔王軍、非道すぎる。お市が可哀想で、哀しくなりますね。いつになったらこの子はしあわせになれるのかな。お市との固有科白も特になし。真田は自分の見る夢についてひたすら考えているようですね。

三、上田城攻竜戦
 夕暮れの上田城、桜も相俟って綺麗なステージですね。伊達に背後をとられたうえ説教されて悔しそうな真田。けど、伊達はわざわざ上田を通って真田へ助言を残すあたり、本当いいひとだなと思います。あと、片倉さんのことばも、いつも厳しくて正しい。猿飛もなんだかんだやさしくてあったかいね。

間、徳川と伊達が同盟
 徳川はじっと耐えてきたんだぜ、って諭す猿飛が小さな子に教える先生みたい。たしかに厳しいときもあるけど、明るくて剽軽な猿飛が健在でうれしいです。

四、川中島凍土戦
 開口一番「ついに前田殿も立派な武人となられたかぁッ!」とうれしそうな真田。撤退したあとの二度めの相対で、前田は真田のいまの苦しさを見破って励ましてくれる。このふたりもいいですね。かすがと猿飛の応酬も相変わらずかわいい。
 そして上杉さんからの問いに、真田はお館様のもとで、なにも見ていなかった、なにも学ばなかった、ただ後ろをついていくのみだった、と悔しげに答える。「やはり某には無理なのでございます…!」って、相当参ってる。最後、共にいきましょう、と云って真田の指針ともなろうとしてくれる上杉さんが素敵でした。真田号泣。

五、小田原城再建戦
 風魔を見て「忍とはこうも無口でいられるものなのか!」って驚く真田が面白い。真田は黙ってはいられないもんね。虎の容態はどうかと尋ねる北条に「貴殿がお館様のご容態を心配されるのか…?」と真田は驚きというよりはちょっと不思議そうな様子でしたね。

六、長谷堂城の戦い
 「こんにちは、猿田くん」って、真田と猿飛が合体してますね(笑) 猿飛が変化する猿田幸村も好きだけどね。あと、まつは人質になっていたんですね。徳川赤ルートで利家が怒っていたのもこのことだったのかな。

間、石田軍と同盟
 夢の話で、猿飛がこう、なんというか、真田を心配してるんだな、成長をこころから望んでいるんだな、っていうのがわかってときめきました。熱い魂いつまでも水に浸けてちゃ可哀想でしょ、って。いいなあ、この主従ほんと大好きです。
 で、石田軍と同盟に行く際の「佐助、ついて来い。お前一人でいい」っていう明け透けな信頼感がたまりません。石田軍との同盟はステージがなく会話のみなんですね。石田に「貴様は貴様で勝手にやれ」なんて云われるけど、真田はぜんぜん気にしていない。

七、関ヶ原の戦い 残影
 みなそこから這い上がれ。みなぎる開始モーションがかわいい。
 伊達に敗けからなにを学んだのか教えてほしい、と請うも、あいにくアンタに教える気はないと一蹴される。自分で気づくのが大切なんだものね。
 そして徳川には諭される。「自分に返れ!」って、夢の声と同じように。夢の声は、お館様の声だったんですね。戦いの果て、徳川に手を貸してほしいと頼られるけれど、真田は首を横に振る。「たとえ日の本半分を頂こうとも〜」って科白は史実の逸話を踏襲しているのだろうか、かっこいい。徳川はやっぱり、残念そうです。真田と徳川が手を組むような、そんな世界も見てみたい気はします。


【操作・その他】
 前作までと変わらず大変使いやすいです。難しいことはなにも考えずに連打連打で押し通せるのは真田らしい。烈火が空中使用可能になったのはうれしいですね。楽しい。火走も便利でいいなあと思いました。千両花火、あまり使わないけどこける真田がかわいくて好きだったので、なくなってしまったのかな、残念だなと思っていたのですが、□ボタン長押しがそうなんですね。説明書読み飛ばしていたので途中まで気づきませんでした。

 追記はいつものごとく、真田についてつらつら書き散らしています。贔屓目三割増し(当社比)。

p.s.

×
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -