Apr 04雑記


今朝、企画で毛利のお話をひとつ上げました。少々短めであるけれど、むしろすっきりと纏まったかなという気がしています。この企画は、ショートショート風にお話を消化していく、という趣旨であったはずなのに結局いつもと変わらぬ長さのお話を上げていたので、そういった点では短く収まったことに満足しています。皆さん素敵なお題をくださるから本当に筆が止まらなくなるのです。書くのが楽しいのです。削って削って、また足しての繰り返し。今回も削った部分がたくさんありますが、とにかく、伝えたい部分だけをぎゅっと詰め込むに努めました。

毛利さんは歯に衣着せぬもの云いをするくせ、胸の奥底の本心はかけらも見せてくれないひとだと思っています。今回は彼視点でのお話を書かせていただいたのだけれど、難しかったです。主人公である彼女の視点からではぜったいにわからない毛利さんの意図を、読み手さんのみに知ってもらう、ということをやりたかった。けれど、想像の余地も残したい。試行錯誤でした。すこしでも楽しんでもらえたら嬉しい限りです。

さて、最近は日も延びて、朝、五時頃には薄明かるくなってきます。まっ暗な早朝も好きであるけれど、夜明けというのはいつの季節もすこしどきどきします。新しい日が始まるのだな、と。また、きのうの暴風雨が嘘であったかのようにきょうの空は晴れ渡りました。まるで台風一過みたいに。星の瞳もしたたかに生きていたよ。


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