Mar 04雑記


いまの時刻は午前4時。きょう(日付が変わったので正しくはきのう)は、卒業式でした。校長先生や来賓の方のお話はただただ退屈で眠たいだけで、実際にうとうとしたりして、卒業だなんて実感はまったく沸かない。沸かないくせ、なぜだかひどく淋しくて、こんな時間まで眠れないでいる。

きっと、もう一生会うことのないひとがいる。きっと、あらゆる出来事を忘れていく。授業の居眠りを注意されたことも、部活に一生懸命になったことも、くだらないことで笑い合ったことも、切なさや悔しさに泣いたことも。教室や廊下、体育館、屋上。あらゆる場所にすべて置きざりにして、記憶なんて簡単に薄れていくのだろうなと思います。誰かの何気ないひと言や屈託のない笑顔だって、ぽろぽろと零れ落ちるように。それでも忘れられなかった記憶だけが、自分のなかで少しずつ美化されて、おとなになってもずっと付いて回るのだろうね。だから、何でもない日常が、失った途端にとてつもなく尊いものになる。忘れてしまうから、思い出になる。

勉強をして、遊んで、音楽をして、恋もして、笑って、泣いて、振り返れば楽しい3年間でした。

しかし前を見据えてみても、きょうは打ち上げをしたし、小さいけれどこれから卒業旅行も行くし、また別のメンバーで集まる予定もあるし、楽しいことはまだ尽きないね。


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