Mar 02雑記


早いことにもう弥生です。おとといの閏日には雪が降りましたが、きのうなどは空気がほんの少し柔らかくなって僅かに春めく気配も感じました。しかし寒暖の差が激しくなるようで、体調管理には充分気を付けなければならないですね。

猿飛の連載を始めました。前の日記でも書いた通りタイトルがなかなか決まらなくて、上げるのが遅くなってしまいましたが、とりあえず一話目です。これから、良くも悪くも忍らしい猿飛が書けたらいいな、と思っています。真田もすこしだけ出てくる予定です。このふたりは切っても切れない仲であるので、どうしても、どちらか一方を書くともう一方も書きたくなる。戦乱の世。真田が居るから生きていける猿飛と、猿飛が居るから生きていける真田。それをちゃんと知っていて、お互いを大切に想っている主従。そんなふたりの関係性がとてつもなく好きです。わたしが書いているのは夢小説ではあるけれど、やはり彼らは切り離せません。伊達主従はまた、ふたりとはまったく違うと思っています。

▼二月の読書録
・水の繭/大島真寿美
・きらきらひかる/江國香織
・卒業/東野圭吾

もともと読書ペースは早い方ではないですが、時間があったわりには読めませんでした。また、積み本から手をつけるはずが最後に脱線。予定外だった東野圭吾は初読です。ミステリーは宮部みゆきくらいしか読んだことがなかったのですが、面白い上に図解までしてあって親切でした。文章は、淡々としているくせに所々コミカル。前にもこんな感じの文章を読んだな、と思ったら「プリンセス・トヨトミ」の万城目学と僅かに雰囲気が似ている気がしたのでした。文章自体はそうでもないのだけれど、笑いのツボというか、何気ない科白回しの面白さなんかが。ふたりとも同じ大阪出身のようなので、どこか深くで共通する感覚があるのかもしれません。今月はどんな素敵なお話に出逢えるか楽しみです。


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