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長編『花霞』
白石静

長編でもないんですけど、一応我が家のカテゴリーでは長編になるかなぁと。
5話+番外編1話です。

静ちゃんさ、いや、あひるのキャラ全員に割りと言えるんだけどね、短編じゃ無理っスわ(※真顔)。
短編だと、きっかけのきっかけのきっかけのきっかけのきっかけくらいしか書けない。
無理無理、笑ったもん\(^o^)/お手上げ!
恋が始まるその瞬間までを書きたくて、静ちゃんと女の子の絡みが少ないこと(※笑うところ)。
むしろヤック夢?むしろヤックがヒロイン?くらいで八熊を出張らせたというね!
理由は簡単!
私がヤック好きだからー。
ヤックが髪切るまでに、是非ともシュシュでポニーテールとシュシュやりたい。
多分顔面ダンク決められる。
2点!

静ちゃんほんとストイックでね、ストイックすぎてね、バスケしか見てなさすぎてね、俺の活路を塞ぐなよとか言っちゃってるじゃん?
色恋沙汰って完全に俺の活路を塞いじゃってるじゃん?
真逆いってるじゃん?
恋とかなかなか始まらないじゃん?
書く方半泣きじゃん?
ヤックに頑張ってもらうしかないじゃん?
マジ難産っつーか、親泣かせっつーの?
何も言えねー(※大の字)。

BGMはROMANTIC MODEさんの『DREAMS』です。
ガンダムXの二期のOPですね。
理由:戦いだったから。


2014/03/27 09:43

更新
短編『エスケープワンダー』
車谷智久

『密かに沈む群青の夢』の続きです。
少し早いですが、春めいたお話。
始まりに向けての準備期間と言いますか、お互いがお互いにするべきことに向き合いつつ寄り添おうと努力してる過程を書きたくて。
希望を感じてもらえれば幸いです。
大人ほど不器用で初々しいお話を書きたくなるのは、もはや病気だなと思います。
このお話に関しては、肉体的接触はただの野暮だと思ったので意図して手を握るのではなく、並んで歩いている際に手の甲が触れることすらひどく新鮮、みたいなのがやりたかったんだ…。
ちょっと何言ってるのか分からないので、墓穴掘りまくる前に撤退します。


2014/03/25 01:43

更新
短編『密かに沈む群青の夢』
車谷智久

あひるの空パパを引っ張り出す。
本来なら手直ししてログに突っ込むところですが、これに関して続きの短編をひとつ書きたかったので、更新という形にして新規にぶち込みました。
ズルだと思うなら思えばいい。
何故ならズルだからだ!
続きのものは近々上げます。
まだ書き切れていないので、ちょっと時間かかると思いますけども。

ふたつでひとつのお話です。
『密かに沈む』が前編、『群青の夢』が後編になります。
車谷一家というか、由夏さんに関するエピソードはあひるの数えきれない胸を打つ物語の中で漏れなく屈指のエピソードだと思っています。
彼女が車谷家を始め、登場人物に与えた影響は非常に大きい。
直接的でなくとも、間接的に彼女の遺した意志が大成する過程だと言っても過言ではありません。
病で大好きなバスケを辞めることを余儀なくされただけでなく、若くして亡くなり、息子である空の成長を夫と共に見守ることができなかったことは、何度読み返しても何度咀嚼しても胸が詰まります。
そして残された家族も同じです。
由夏さんが去った穴を埋めるように、母の死をきっかけに空はバッシュを新調して自分の足だけでコートに立つことを誓いますし、空パパは彼女が最期に抱いた夢を繋ぐ形で遠ざけていたバスケに携わる道を選びます。
由夏さんが夢に見た、同じ景色を見るために。
これを最初に書いたのは多分二年ちょっと前だったんですけど、その頃はただ空パパが好きで、空パパのお話も書きたいという軽い気持ちでした。
由夏さんのエピソードを知っているにも関わらず。
再度読み返してみると、あまりに車谷一家を軽視した描き方しかしていないことにあの頃の自分をたこ殴りにして大阪湾にコンクリ詰めにして沈めたくなってしまい、今回大幅に書き直しすることとなりました。
加筆どころじゃないレベル。
死別するというのは、何もかもが思い出になってしまいます。
振り返った先にしか、別れた相手と会うことができません。
でも車谷一家は、そんな由夏さんに胸を張れるよう足を進めることを決めました。
空パパだってまだまだ若い。
これからの人生に、新しい出会いがあったって悪くはないと思っています。
でもそれは、やっぱり由夏さんなしには語れません。
由夏さんが息づいている智久さんでなければ、空パパじゃない。
ということで、大幅に書き直しすることとなりました(※大事なことなので二回言うよ!)。
もちろん心のどこかでは、由夏さん一筋でいてほしいなぁ…と他人事よろしく美談を期待している私もいるわけですが、智久さんに見送られる側になってほしいという気持ちも捨て切れないんですよねぇ。
だってもう、一生分の悲しみを経験したわけですから。
置いていく側の、由夏さんが抱いた辛さもダイレクトに知っちゃうことになるので、それはそれで鬼のような言い分ですけども…。
女性は30手前という設定で書いたんですが、考えてみれば空と年の離れた姉ちゃんで通用するレベルてどうなんだ…という葛藤をここに吐き出しておきます。
それはまぁ、今書いている方で触れられればなぁと。

多分、普通ならここまで考えなかった。
死別した奥さんをたったひとりとして生きてほしいとか、他に女作るなんて裏切り!といつもの私なら思います。
漫画だし、美談を望む。
でも、何かねぇ…もう本当にどうかしてるとしか言いようがないんですけど、思い入れが強すぎる故に本来考え込む必要のないところまで思考が走ってしまう。
別に原作で由夏さん一筋で生きるとも、新しい出会いを求めてるとも、描かれていないのにね。
随分勝手な妄想で大変恐縮ですが、そういう想いを込めて手直しをしたということが分かって頂ければ…いや、まぁ完璧に蛇足であることに変わりはないけども。
決して車谷一家を蔑ろにしているつもりがないことだけは分かってほしくて、だらだらと長い言い訳を失礼しました。

BGMは宇多田ヒカルさんの『桜流し』。
前に書いた時何を聴いてたか忘れたので、心機一転でチョイスしました。
エヴァQを観に行って初めて聴いた時、Qの内容を全く理解できなかったちんぷんかんぷんさの中で、ガチ車谷一家ソングすぎ…とひとり明後日の方向に涙を流したのも、本当にどうかしてると思います。


2014/03/23 05:01

更新
短編『共鳴する残響の果てに』
不破豹

あひる進撃するよ〜って言ったからには、横浜大栄はスルーできないことを思い知りました。
付き合って、一旦別れてしまって、そこから“やり直す”お話を書きたかったので、豹ちゃんで書かせてもらいました。
新しく始まるのではなく、後悔も未練も全部ひっくるめた上で続けていく道を選んだふたりを書きたかったんです。
豹ちゃんと付き合うとか絶対大変だろうな。
部活の諸先輩方々から若干扱いが悪いのは、バスケの実力とセンスもさることながら人並み外れた感性のせいもあると思います。
でも普段の学校生活はどうなんだろう。
可愛がられてそうだし、ちょっと付いてけないとも思われてそうだし、何か色々小難しい人ですな。
しかしながら大変魅力的。
ヤー、とか言っちゃう帰国子女感堪らんです。
よーざんくんとの絡みも、個人的には非常に楽しい。
自分以外のことに興味ないのかと思いきや、お眼鏡に敵った相手には割と面倒見良いとこもちらほらと。
横浜大栄、流石は呼人が率いるチームです。
あひるは魅力的なキャラが多いんですけど、いかんせんみんな隙がなくて困ります。
女の子捻じ込む場所がない。
みんなバスケ大好きすぎだろう。
とは言え、何とか形にできて良かったです。
とりあえず豹ちゃんには一言言っておいたいことがあるので、この場でぶっ放したいと思います。
お願いだから普通に喋ってくれまいか(※書きにくい!)。
いや、漫画読んでる分にはすごく好きなんですけどね。

BGMはSMAPさんの『オレンジ』。
別に豹ちゃんの頭がオレンジ色だからとかそういうわけじゃ…(※言い訳)。
切ない音楽聴きながら、ぽちぽち書きたい気分だっただけです。


2014/03/19 05:31

更新
短編『なれのはて』
酒巻呼人

『あひるの空』に登場する、横浜大栄高校男子バスケ部監督(元全日本代表選手)39歳独身です。
看護師に向かって「看護師のコスプレですか、いいですな」って言っちゃう、39歳独身です。
この人本当にかっこいい。
見た目は胡散臭いし、だらしないし、軽薄な態度なんですけど、見え隠れする人間の深さが堪らんです。
ずるすぎる!
大人組では群を抜いて、私は大好きです。
トキワさんが不動のセンターであることは変わらないんですけど、何度かそれを脅かす勢いがありまして勝手ながら戦々恐々としてました。
言葉がいちいち良い。
深い。
酸いも甘いも経験したご意見番的な立ち位置があるからだと思いますが、彼と部員の関係性はとても言葉では尽くせないものがあります。
てっぺん取るまで監督と呼ばなくていい、と言って名前で呼ばせたり、敬語も使わせない。
一緒に上がって行く同志として、対等であることにこだわりを持っています。
だからと言って決して馴れ合いをするわけではなく、監督としての威厳は捨ててないんですよね。
それは監督としての手腕、伴う実績故にできることだと思います。
不思議なバランスできちんと統率されているのは、名前呼びにタメ口で接する部員も彼の指導を信頼しているからであり、何とまぁ魅力的な大人の男だろうかと毎度思ってしまうわけです。
横浜大栄の監督に就任して5年(※12巻の時点)で二度、全国大会に導いているやり手なので相当曲者だと思います。
3年で全国行けたってすごいよなぁ。
私は呼人があひるのアイドルだと信じてやみません。
So cute!(※真顔)

前置きが相当長くなってすみません。
それだけ魅力的なので、つい…。
12巻で横浜大栄を率いている年数が明言されているのですが、5年目なのか5年経っているのかが曖昧です。
だからこれを書くにあたって色々計算して考えてみたんですけど、このお話では5年経ってる体で書きました。
だからヤックの先輩は、この女の子を知ってることになりますけど。
部員同士が必要以上に親しいチームではなさそうなので、そういうことも聞きかじった程度しか知らなさそうだなぁと。
毎度のごとくたっぷりなご都合主義でお送りしています。
おめでとうを伝えることと、ずるずる引きずる想いに決着をつけるため足を運んだのに、結局ミイラ取りがミイラになるというお話を書きたくて。
大人のずるさの前に成す術なく転がされたかった…(※私が)。
足が臭いかどうかは知りません。
勝手なイメージですみません(※土下座)。
アイドルに足臭いなんて…私は何と罪深いことを…でも臭そうだから…。
最終的に若くて可愛い奥さんもらいそうだな、呼人。
一番の勝ち組になる可能性しか感じない。
一部、単行本には未掲載のネタバレがあるのでテキストページの冒頭に注意書きを入れています。
単行本派!ネタバレ、ゼッタイダメ!という方は閲覧の際、ご注意ください。

BGMはCoccoさんの『音速パンチ』。
テンポの良い曲なので、割とサクサク書き進めることができました。
活動休止前も後も、変わらず好きです。


2014/03/16 04:42