ぜろいの | ナノ


●ぜろいの学園3-A雑談  




123 とかげさん@3A ID:drgsndn
これ誰の忘れ物ですか。
名乗り出る人がいない場合は黒板に張り出します。

【テストの答案。数学のテストのようだ。かなり点数は悪く、後半にいくにつれて空欄が多くなっている。名前はぎりぎり隠されていて読めない】

124 言葉@3A ID:4109
あ、それ俺の。見るなよ

125 トガ@3A ID:aeainao
名前映せよ

126 とかげさん@3A  ID:drgsndn
名前映すのは可哀想だろ
赤点だもん 赤点ってなんだよ 最早算数しか合ってねえよ

127 言葉@3A  ID:4109
仕方ねえだろ 算数からできねえんだよこっちは
むしろ算数できただけで褒めてくれ

128 とかげさん@3A  ID:drgsndn
でもさぁ そういえばこの前のテストなんだけどさ。
確かに数学かなり難しくなかった?赤点覚悟したよ俺は

129 言葉@3A ID:4109
いやそれすげえわかる。は?ってなった。
マジで適当に書いたから多分先生に呼び出されると思う。助けてくれ

130 トガ@3A  ID:aeainao
俺は一応解けたけど叙述自信ねえな

131 宴@3A ID:sitteru
確かにそうですね。先生に呼び出されてしまうかもしれません。

132 とかげさん@3A  ID:drgsndn
呼び出されるの面白いな みんなでいこ

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373 トガ@3A ID:drmobetni
そういえば
この前図書館いったんだが

374 言葉@3A ID:4109
マジで言ってる?

375 とかげさん@3A ID:aeoooeeai
本気か?

376 トガ@3A  ID:drmobetni
なんだよ 行くわ 本返却しにいったんだよ

377 言葉@3A  ID:4109
あー 頼んでたやつ?ありがと〜

378 トガ@3A  ID:drmobetni
その時にさ、宴にお茶会に誘われて。
とりあえず参加してみたんだけどお茶菓子がすげえ美味かった

379 とかげさん@3A  ID:aeoooeeai
うらやましい

380 宴@3A ID:sitteimasu
楽しかったですね

381 言葉@3A ID:4109
また来なよ

382 宴@3A  ID:sitteimasu
またお待ちしてますよ

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 教室にはいつも通りの人数の人間が集まっている。いつも通りの教室の風景だった。あまりにもいつも通り過ぎて、少しだけ何か違和感を感じるほどだ。教員はゆっくりと首を傾げる。そして、その違和感に気が付いた。
 何か足りないような気がするのだが、その足りないものがわからないのだ。
 ただ、それに関しては生徒名簿を見ればいいだろうと思いつつ、生徒名簿をゆっくりとみる。顔と名前を参照していき、確認していって、誰一人として足りない人間はいないということに気が付いた。
 何かが足りない気がしたのだ。
 しかし、何が足りないのだろうか。それに関してはよくわからない。人数は確かに合っている。顔もしっかりと確認した。机も空いている席があるわけではない。しかし、なぜだろうか。何かが足りないような気がするのだ。
 傍らのかわいらしい生物に頬をつつかれ、教員は少し首を傾げる。
「何でもないよ」
 心配されているのだろうか?と思いながらそう答えれば、その生物はうんうん、とうなずいた。

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578 宴@3A ID:nanigainai
そういえば最近一年の間で流行ってる怪談知ってます?
図書館に来ていた一年生や二年生が話していたのですが……。
三年生の間で知っている人はいますか?

580 とかげさん@3A  ID:wsrtrn
いや、聞いたことないな

581 言葉@3A ID:4109
知ってるよ 詳しくは知らないけどさ ふふ

582 トガ@3A  ID:aueeuo
なんかバンソーコあたりが話してたような気がするな。
なんだったっけ。

583 宴@3A ID:nanigainai
夜中の寮に誰かが立っているっていう話なんですよね。
見回りの先生は全然知らないらしいのですけれども。
どうしたんでしょうね。

夜の寮。その廊下の真ん中に、ひとりの人が立っているそうです。
暗い廊下の真ん中。女子寮でもあり、男子寮でも目撃報告はあるそうで。
ただランプを持って、立っているだけだそうで。
しかしそれにしても面白いな、と思うのが、視る人は限られるそうです。
その共通点がわからないんですね。

584 トガ@3A  ID:aueeuo
爆風娘とバンソーコあたりが見たらしいな

585 とかげさん@3A  ID:wsrtrn
マジの怪談じゃん

586言葉@3A ID:4109
いや怖すぎるでしょ

587 トガ@3A  ID:aueeuo
逆に白饅頭は見てないのかよ

588 とかげさん@3A  ID:wsrtrn
ぽにょぽにょ先生って呼んでやれよ

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【通達:学園掲示板について】
執筆:ぽにょ先生

 学園内専用掲示板が存在しています。
 学年ごと・クラスごと・共用などで別れていますので、連絡用などに使いましょう。ここの使い方に関しては生徒に一任されていますので、ここをきっかけにして学年などを超えた交友関係がはぐくまれると良いですね。
 生徒専用のものに関しては、何か報告があった場合には先生が確認する可能性がありますが、有事の際以外には覗かないので安心してください。また、生徒には桁数は様々ですが、英字のIDが紐づけられています。これは日によって変わるのですが、生徒の情報と紐づけられているので書き込みには注意してください。(無いとは思うけど、いじめとかそういうのがないように、という配慮です)

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 真夜中の寮の廊下は少しだけ怖い。そんなことを思いながら、旋風――旋花風子――はその廊下を歩いていた。共用スペースに筆箱を置いてきてしまったことに気が付いたのだ。明日の朝では、絶対に忘れてしまう。そんなことを思いながら外に出て、そしてふと風子は立ち止った。
 そこに、ヒトが立っていたのだ。
 人というよりも、ヒト。黒い影のようなものだ。影、といえば3年の先輩がいたが、そうではない。よくわからないモノだ。それが廊下にたたずんでいた。そのシルエットにどこか見覚えがあるような気がしたのだが、それに手を伸ばすのは躊躇われた。
 頭が、つぶされていた。
 頭がつぶされており、ゆらり、ゆらりと漂っていた。指先も頼りなくばきばきに折れており、完全にヒトとしての形を保っていなかった。それが何なのかは理解できない。血のようなもので服はべったりと濡れていた。
 しかし、旋花風子は。
 それが、誰なのか、わからなかった。
 それを確実に誰かは知っているのに、頭の上半分が吹き飛ばされ、腕や指がばきばきに折れた。肌を突き破り白い骨が見えている。何か黄色いものがぽて、ぽたと床に滴っている。どうしようもないそれ。
 しかし、それを知っているのに、誰かはわからない。
 旋花風子はそれでもゆっくりと口を開いた。
「……せんぱい、」

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999 トガ@3A  ID:WsRtir
なあ、そういえばさぁ。
なんか足りないよな?最近。こう、本当に、何が足りないのかわかんねえけど。
なんか足りないような気がするんだよ。
最近ずっとこう。
屋上とかそういうのに、人が足りねえというか。
何か物足りねえような気がするんだよ。

1000 とかげさん@3A ID:aueeiu
あー。なんかわかる。
みんなで話してるときにも何か物足りないんだよな。
なんか忘れてる感じがするんだよ。

1001 險?闡会シ?3A ID:4109
俺が忘れさせたからね。仕方ないよ、トガちゃん、リザちゃん。
早く全部忘れられたらいいのにね。


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