「シハ・トマ事件-6P」


部屋を調べ終えて荷物を運び込むと、花艶はまた明日の朝に様子を見に来るようなことをほのめかし、二人に別れを言って帰っていった

帰る間際、案内をしてくれた小遣いだといって硬貨を渡すと、彼女はバカ野郎と言ってウェブスターの頬を平手打ちした

「いってぇな、あの小娘め…」

小柄な彼女に意外にも結構な力で殴られたから、ウェブスターは一瞬、うろたえた

硬貨を突き返して走り去る花艶の後ろ姿を、ビブセントは誰にも悟られないくらい小さな微笑みを添えて見送るのだった



To be continued.
(次回更新へ続く)



神撃・TOPへ戻る


[ 29/43 ]

[*prev] [next#]
[目次]
[しおりを挟む]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -