*出会い
※先天的マキナ女体化
※マキナはまだ二組です
戦争中は外は勿論、朱雀の中も危険がいっぱいである。危険、というのは命だけではない。身の危険、貞操の危険、尊厳の危険、様々な種がある。
今回は身と貞操、両方が当てはまるであろう。
「や、やめろよっ!」
「いいだろ?少し付き合ってもらうだけだし。」
「お茶だけだって。」
昼のお昼時。廊下を何気なく歩いている時だった。女性と男二人の言い争う声が聞こえた。女性は明らかに嫌がっているのがわかる、見なくとも。
と、姿が見えてきた。壁に女子を追い詰め、女好きが二人で無理矢理ナンパしている、といったところか。女子もなかなか可愛らしいし、下心丸出しだ。
「ねーねー。いいじゃんー。」
「嫌がってるだろ。やめろよ。」
男の手首を捻り上げると予想通りにもう一人が吠える。汚い言葉を吐きかけてくるということは、なる程。これが本性か。校内で私闘は禁止されているが、これは人助け。
殴りかかろうとする一人を軽くいなし、手首の拘束を強めると悲鳴が上がる。
「まだやるか?」
「っ、行こうぜ!」
慌てて去っていく男の背に、やれやれと息をつく。
「大丈夫かい?」
「え、あ、え、貴方はー!?」
「…?すまない。僕は君のこと…」
「いや、オレが勝手に覚えてるだけだから。」
顔を赤らめた少女は俯いた。近くで見れば見るほど、小柄な可愛らさがき彫りとなる。跳ねた毛と、発達していない体がまた幼さを見え隠れさせ過保護欲がそそられた。
「ありがとう…助かった。」
「いいさ。これからは気をつけて。」
長居は無用、とクールに去って行こうとするとマントが弱い力で引かれた。誰の仕業がは見なくともわかる。ため息が自然に漏れた。
「あ、あのさ…よかったら、お茶………」
まさか、これは逆ナンというヤツであろうか。先程は男相手に嫌がっていたというのにちょっと矛盾ではないかと思う。
「お、お礼だからな!深い意味はない!だけど、迷惑…だったらいい。」
しょぼくれられたら、断る理由もないし断ったら泣かれる未来しか見えない。面倒なことに巻き込まれたと思う反面、満更ではない自分。
「気にしなくてもいいんだが……付き合うよ。」
「あり…がとう。」
お礼を言われる覚えはない。だが、心は温かくなった。
++++
続きが出ない…
修正しました
といったところを使いすぎてたといったところか
12.1.3
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[mokuji]
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