*タイトルがこい
※ショタ
「泣いても何もならないだろ?」
うずくまり、声にならない嗚咽を上がる。頭を撫でて諫めるが、泣き声は止まず落ち着く気配などどこにもない。
ない。
人の世話をしたことはない為、どうしていいかわからない。とりあえず、目線は合わせることだけは、安心させることだとは心得ている。
「もう大丈夫だから。な?」
ゆっくりと、ゆっくりと髪をすいても無駄らしい。嗚咽はまだやまない。
「エース、」
「ん?」
無言で抱きついてくる彼の小さな体を抱きしめる。
「もう、どこにも行くな。」
「マキナがどこかへいかない限り、離れないよ。」
抱きしめた体は、未だ震えは続いている。
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誘拐ネタが書きたかったのが玉砕した結果
12.6.8
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