えふえふ | ナノ



*こどな

※ショタ
※やっぱり801

「マキナ…っ!よかった、誘拐されたかと思ったよ!」

エースは本気で心配していたのだが、マキナは相変わらずキョトンとしている。何を言っているかを理解する前に、抱擁の力にイラついたのだろう、眉を寄せ不快感を露わにする。

「エース、はなしてくれよ。」

「本気によかった、お前までいなくなると思うと…」

『お前まで』それは誰のことを言っているのだろう。あまりにエースが必死なため、聞こうに聞くことが出来なかった。

「おれは、ここにいるから、な?」

ボンボン、と頭を撫でられてしまったが、普通は逆であろう。ムッとして睨み返してやれば、からかうよえに笑われた。

「こういうときは、エースもこどもなんだな。」

「マキナはいつでも子供だけど。」

「なんだと!」

「でも、そんなマキナが可愛い。」

抱きしめた小さな体は、細く小さい。

「今のマキナは心と相応なんだね。」

無邪気で、好奇心旺盛で、でも恐怖を知ってる君。
腕を握り返す力は、弱く儚い。

++++
ふらっとどこかに行ってたんだと

12.6.6

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