*遊ぼ!
※わんわんお!
※続いてる
「ナイン〜遊ぼう〜?」
「はっ離れろコラァ!!」
今日も、二匹は仲良しである。
ジャックとナインは一緒に貰われてきた、義兄弟のような存在である。性格は正反対ではあるが、二匹はよく一緒に遊びまわっている――というより、ジャックが一方的にナインに遊んでくれ、とせがむのが日常。
「まーた外で暴れたね〜?毛並みぐちゃぐちゃー」
「走り回っただけだ、コラア。」
ジャックが匂いをかぐ度、ナインが体を引く。また近づく、また退く。永遠に終わりのないかと思われたやり取りにも壁という終わりがきた。
「えへへ、逃げられないぞ!覚悟っ」
ドタンバタン、部屋に埃が舞い上がる。ナインの怒気と困惑の入り混じった悲鳴と、元気よく振られた尻尾。
「おち、おちっ落ち着けオイ!」
「いいじゃん!一緒にお風呂入るだけだから〜」
「だけ、じゃねえだろ!」
「洗いっこしようよ〜!」
キャンキャンと喧嘩をしているかのような悲鳴に、更に舞い上がる埃。
本当の最後は、第三者によって訪れた。
「お前たち……。風呂に行ってきたらどうだ。」
++++
J「計画通り」
J9でも9Jでもいいけど、9からの一方通行(アクセラレータ)
12.3.31
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