*我慢できない。
※さくちゃん♂、べーやん♀
※ちょっとアレ
もう我慢出来ない。
「抱いてください。」
ぽかんと口を開ける佐隈が見える、どうやら意味を理解していないと見える。だが関係ない。今日はカレーは生贄だと認めない、認めるわけにはいかない。
「こうですか?」
ぎゅう、とぬいぐるみよろしく抱きしめられてしまった。嬉しいのは嬉しい、じゃなくて。
「違いますよ…大人の意味で、です。」
「え、えぇ…」
「さもなくば、貴方に呪いが降りかかります。」
これならさすがの童貞も気付くであろう、そう期待していたが、気付けども動きはない。
ああもう、このヘタレ野郎が!私がいいっつってんだからこいよ!!吠えたところで天然ヘタレが動き出す訳もなく、微妙な空気だけが流れている。
「まてペンギン。さくまさんに変なことすんじゃねえよ。」
芥辺に睨まれてしまえば縮こまるしかない。結界をといてもらわないとなにも出来ないわけであるし、佐隈も真っ赤になりすぎて林檎のようである。
「ベルゼブブさん。」
ちゅっと音をたててクチバシに何がが触れ、そして去っていった。
「お誘いはう、嬉しいのですが、ね?ものには順序というものがありますから…!」
ピギィ…。
++++
ピギャー
11.9.5
修正11.10.14
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