授業中指されて戸惑っていたら助けてくれた



ボーッと外を眺める。
私の席は、窓際で一番後ろ席ととても嬉しい席だ。
前と後ろの女子は静かな人。つまり、一人の時間が楽しめるという事だ。
隣の席は、何とも嬉しい赤司君。
周りの女子から羨ましい目で見られているが、そんなの関係ない。
日頃の行いが私は良いんだよ!
なーんて、思いながら赤司君を横目で一瞬チラリとみて
また外を見る。

「それじゃあ、そこでボーっとしている宮本。
 ココを解け」
先生に指をさされて言われた。ヤバ、分からない。
私が焦っていると、隣の赤司君方面から紙が来た。
そこには、答えであろう回答が書いてあった。とっても綺麗な字だ。
私は、その書かれた言葉を言う。すると、先生が、正解だ、と言って座らせてくれた。
私はホッと息をはく。
隣を見れば、赤司君がいつも通り綺麗な顔で授業に集中している。
私はノートの紙を切って、感謝の言葉をかき、赤司君に渡す。
赤司君はパッと見て、パッと書いて、私にくれた。
そこには、ちゃんと、授業に集中しなよ? と書かれてあった。
私は、そうだね、集中します、と書いて渡す。

「宮本ー、何ニヤニヤしてるんだー」
そう言われて、私はクラスの笑い者になってしまった。
赤司君も笑っている。赤司君のせいなのに!
そう怒っていると、赤司君が、ゴメン、分からない問題後で教えてあげるよ、
と書かれてあった。
私は、ありがとう、と書いて渡した。
すると、今度は手渡しの形で受け取られた。
しかも、スマイル付。私は顔が赤くなったのを感じた。
あれが、世に言う王子様か。なんて思っていた。


。。
確かに恋だった 様。
べたな展開に挑戦する5題(学校恋愛編) の
1.授業中指されて戸惑っていたら助けてくれた でした。


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