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「桐、起きろ。おい、桐!」
「あーい…あー……ねむ。」

朝7:45、燈夜にゆすり起こされる。8:30からHRだから準備を始めないと間に合わない、ねむすぎるしんどい。

「ほら起きろって、今日は身体測定とかあんだからサボったほうが面倒だぞ。」
ぐいっ
「ん、んおー。…ありがと。」
燈夜に腕を引っ張って起き上がらされる、燈夜は不良みたいなくせして面倒見がいいなあ…。
「朝食べるか?」
「ん、んーん、朝はいらないかなあ…。」
「あそ、コーヒーいれるけどいる?」
「うーん…ミルクティーがのみたい。」
「…わかったから早く起きてこい。」


***
「柊!身長何センチだった?」
「…篠塚くんは?」
「俺180!柊は?」
「…そんなの言いたくない。」
「えーなんでだよ教えろよ。」

身体測定なう。
なあなあって言いながら肩を組んで絡んでくる篠塚くん。
…あんまり近づきすぎるの良くないって思うんだけど朝教室に行ったらぐいぐい話しかけてくれて結局こうなってしまった。
結局身体測定は燈夜と篠塚くんと回ってる。

「燈夜は何センチだったのー。」
「183。」
「……。」
「なんだよ。」
お前はどうだったんだよと言いながら身長やら体重やらをかいた表を燈夜に取られる。
「っ!返せ!」
取り返そうとしても上手くかわされて無理で、燈夜にはばっちり見られたわけで。燈夜はにやにやしながらこっちを見る、ちくしょうが。
「へぇーーー…170か。」
「なんだよ…平均はあるんだからな!ばかにすんな!」
にたにたにたにたしやがってちくしょう…。
「柊170cm?小さくてかわいいじゃん!」

ちいさくてかわいい……?

「柊どうした?」
「……うるさい!俺が小さいんじゃなくてお前らがでかいだけ!俺は平均はあるんだから!小さいってゆうな!」
「お、おぉ…悪い…。」

ちくしょうなんだってんだ…ふたりとも180後半とか…くそくそ…。
「悪かったって柊、視力でも測りに行こうぜ!」
「…。」



全部の測定が終わったあとは教室でHR。委員会とかを決めるらしい。俺なんもしたくないな…。
「柊はどっかはいんの?」
「んー…俺はめんどくさいからいやかなあ…。」
「そっか、俺も放課後は部活に行くからはいらないんだ。」
「へぇ…そっかバスケ部のエース候補と話題だもんね。燈夜はどうすんの?」
「俺は…前にはかいてねえけど風紀に誘われてるから。」
「ふーん…つよそう。」

てか風紀委員が不良とかありなの?真面目な七三さんがやってそうな感じだけど、なんか変なの。






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