保健医と会計



ガラガラ
「ん。なんだまなちゃんか。まーたベッドで寝に来たの?」
「うるせえ、ちゃんづけやめろ。ベッド借りる。」
「はいはい、病人きたらどけてよ。」
「わかってる。」

今日は雨が降ってていつも寝てる中庭も屋上も使えないから保健室に来た。保健室にはいつも雨が降ったら来る。
病人がきたらどけるから別に迷惑にはなってないと思うけど、あんまベッド使うような病人来ねえし。
あー…眠い……。


***
ごそごそ…さわ…
「ん…。」
「あ、まなちゃん起きちゃった?」
「なにしてんだよ…。」
シャツはボタンを外されていて中のTシャツは胸の上まで上げられている。で、保健医である間宮の手が胸に。
「何って、ナニ?」
「は?…やめろ触んな!っ!」
は?今乳首…は?
「はぁ…まなちゃん乳首触ったらビクってなったね。感じちゃった?かわいー…」
乳首触られただけなのに…。つーか自分で身体洗うときとかはなんもないのに…。

「まなちゃん乳首気持ちいいんだ…もっと気持ちよくしてあげるね。」
「ん…っく、やめろよ…。離せって…ひっ…!」
脇腹も触られるとなんか背中がぞくぞくしちまうし、なんか力も上手く入らねえから逃げらんねえし!

ぺろ、ちゅぅ
「っ!!!」びくびくびくっ!
「ん、ちゅ…ちゅる…はぁ、まなちゃん気持ちいい?ん…。」
「やめろ、嫌だ…っん、くそっ。」
「ね、まなちゃん、こっちもいい?」
カチャカチャ
乳首舐められたと思ったら次はベルトを外し始めた間宮。
シャレになんねえ…!

ガラガラガラ、スタスタスタ、シャー
ドアが開いたと思ったら誰か入ってきてカーテンも開けられた。……すこぶる顔が良い奴がこっちを見てる。誰だよ。見てねぇで助けろよ。
「ちょっと間宮せんせー何してんの?」
「見たらわかるでしょ、邪魔しないでよー。」
「んー…ん?あ!キミ御子柴眞凪くん!」
「なんだ、斎藤君知ってんの?」
「風紀委員長がお熱だって話題だからね。」
「へぇー、御神君がねぇ…。そういえば斎藤君何しに来たの?先生達続けてもいい?」
「あーサボりに来ただけ。なんならオレも混ざっちゃおーかな!」
「えー…んー、まあ付き合ってるわけじゃないしひとりじめは出来ないね。いいよ。」
「じゃあ遠慮なく…。」

と2人で会話は完結してどこの誰だかわからん顔の良い奴がベッドに乗り上げてきた、混ざってんじゃねえよ助けろ。

ブー、ブー、ブー
プルルルル、プルルルル

バイブ音と電話の音が鳴り響く。たぶん保健室にある内線電話みたいなやつ。

間宮は俺の上からどけて電話に出て、誰かわからんやつもスマホに電話がかかってきたみたいで電話に出た。

「えー…はーい、わかったわかったすぐ行くわー。」
「すみません、すぐ向かいます。」

返事からして2人とも呼び出されたっぽい。
助かった開放される……。
「なんか職員会議って呼び出されちゃったー。俺保健医だからあんまり関係なさそうなのにね。ってゆーわけでお楽しみはまた今度だねー…いつでも待ってるからね、まなちゃん。」
「オレもサボりに来てたから副会長に見つかって呼び出されちゃったー。まなちゃんだっけ、また今度相手してね。」
「するわけねえだろ、さっさと行け。」

しっしっと手で追い払うと2人はじゃあねーなんて言いながら部屋を出ていった。

……なんで毎回抵抗出来ないんだ俺は。



***
(まなちゃんかわいかったなー、絶対そうゆうのしたことないのにめちゃくちゃ感じてたし。あー、ほんとタイプ。)

(ありゃ風紀委員長がお熱になるのもわかるね…。)



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