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2024/09/02 |
いま手に取れてよかった……20ページのいい本だ。心の窓に入れて大切にしよう。 |
2024/09/02 |
倫理観は物語におとしこむほうが、「ああやって生きてみたい」「ああはなりたくない」が表に出てくるんじゃないかなと思っている。 何年ネットの海で漂っていても、今日出会ったひととは初めまして。よくまだ生まれてもいない人の作品のファンになることがある人生だったので、「あのこ早く生まれてこないかな……」「生まれたとして絵を描いてくださるのかしら？」「あの詩に出会うにはあと何年生きたら出会うのだろう」といつも待ち遠しく感じていた。 その出会い方は幼い私からすれば、物語の一部のように奇跡的なタイミング、奇跡的な出会い方なのである。他の基準に照らし合わすと、倫理的にはずたぼろで落第点なのであろうが、そんなことはどっちゃでもよいほどに。 覚えていただきたいのは、どんな曇り空も雨の日も晴れがあるからいいのではなく、雨そのもの。曇り空そのものが奇跡だということ。知っていてほしいのは、その一瞬を経験したくて生まれてきたのであって、評価や決断やできあがったなにかが始まる前から、そこに存在していることに意味がある。 正解を見つけることに必死になると、面白いように論理が破綻する。これはもう宇宙の法則のようなもので、表現の先はどこに続いてるのかな？ といつも不思議に思う。 令和にはいって、表現より主張のほうが重視される傾向にわけもなく危機感を感じていた。まだその残り香は続くが、鬱屈しているからこそ書けるものがあるかもしれない。 |