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ブログ兼コネタ兼お返事




女の子とちょっと怖い秋ちゃん(のつもり)

「あ、」「?」「お弁当、」「?」「忘れた」「私のお弁当半分こしよっか」「いいよ…我慢する」「でも今日の練習ミニゲームとかするよ?」「まじで!?」「うん、だから、はい」「ハ、ハンバーグ…!?いいの!?」「うん、いいよ」「いただきます!」「どうぞ」「あーん」「調子にのらないでね」「すみません…」

100928


鬼道さんとめげない女の子

目を向ける。目が合う。ゴーグルで隠されたその瞳と目が合っていると確信できるのは、皮肉にもその直後目を逸らされるからである。しかも、毎日のように。これにはさすがのわたしだって舌打ちがしたくなるに決まっているが、そんなことしたら練習が怖い。中学生にしてすでに職権乱用の被害にあっているだなんて可哀相なわたし。だがそこは恋する乙女。めげるなんて辞書にないわたしは今日も彼へ視線を向ける。

100926


創作

今にも掻き消えてしまいそうなその体を抱きしめて、耳元で愛を囁きたいと思った。長い黒髪をくるくると指先で回しながら、わたしは冷たい表情で思考を巡らせている。浴びせられる罵倒はわたしが生きているという証。緩やかに冷たく笑うわたしのこの感情は誰にも悟らせず、わたしの中のパンドラの柩(ハコ)へとそっとしまっておく。それがわたしの覚悟だ。

100926


mae ushiro

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