もう出す液がないのだろうか、液は薄く勢いがない。
チョロチョロと先端から溢れ、時々勢い良く飛び出る。
しかし快感は衰えず有志の体を巡っていく。
だらし無く開いた口と、羞恥などとっくに越えた下半身。
真っ赤な顔は生理的な涙を零し荒く息を整えている。
誰が見ても卑下したくなるような恰好だというのに、智希には最高の興奮剤なわけで。
「父さん綺麗…可愛い」
「っ、はぁ、あっみっ見るなっ」
両腕で顔を隠そうとしたら簡単に手首を掴まれ振りほどかれた。
息子に片手で拘束され頭の上で押し付けられる。
あぁ、情けない。
「イっちゃったんだ」
「もっ、もう出ない、からっ」
「中で回転させた時、イイ所に当たっちゃった?」
「とっ智希っ」
つつっと、自分の液で汚れた有志の腹を指で撫でる。
イった直後でさらに敏感になっている有志にとって、今触られる感触はまるで剣山に触れているよう。
ピクリ、ピクリと体が揺れる。
「父さんの好きな所はココ、だよな」
「あっ」
ぐっと腰に力を入れソノ部分を刺激する。
「はぁあぁっ」
「ね、ココ、だろ?」
「あっあっ…やっソコ!」
イヤイヤと首を振りながら、有志は力を振り絞り智希に抱き着いた。
その振動でさらに奥深くにはまりまた声を高くする。
「あっあっ智っ智っ」
「んっもう、やばい…」
抱き着かれバランスを崩したが、智希は有志の首に手を回し甘いキスを落とす。
何度も舌を絡ませながら有志の頭を撫でると、深く息を吸いながら腰を動かし始めた。
卑猥な音がさらに大きくなる。
「あっあっ、くっ智っあっ」
「っ父さん気持ちイ?」
「イ…イ……気持ちイっ」
答えるように中を締め付ける。
本人は無意識のようだが、智希にはまるで拷問のようで。
そんな顔して気持ちいいって言って中締め付けられたら……
「あっ」
「ったまんねぇっての」
「あっあっ激しっ…あっあーっ!」
さらに早くなった動きに有志はついていけず、口を大きく開き痙攣しながらまた、絶頂を迎えた。
その光景をばっちり目に焼き付けながら智希も奥深く放出した。