「あっ…っ」
「父さんもうちょい腰上げて」
「もっあっ、んっ」
うっすらと街頭の光だけが部屋を照らしている。
汗と白濁の液にまみれた身体は本能のまま重なり合っていた。
どのぐらい繋がっているだろうか。
夜ご飯も食べず智希の部屋へ直行し息をつく間もなく始まったから、4時間は超えているだろうか。
有志は気絶しそうになっていた。
実際動いているのは智希なのだが、力の有り余っている高校生にもうすぐ40の男が勝てる訳がない。
空腹と何度訪れたかわからない絶頂感に目眩がするが幸福感が消していく。
「父さん…好き」
「あっ…智」
全て計算ではないだろうか。
意識が飛ぶ寸前で智希は有志をきつく抱きしめ耳元で甘く囁く。
愛おしい。
離れたくない。
でも流石にもう。
「んっ、智っ智、ほんとに…明日立てなくなるからっ」
「明日休みじゃん。ずっとベッドの中いよう」
「だっダメっ、買い物っ洗濯っ…掃…除!」
後ろから腰を掴まれ深く奥まで息子のソレが挿っている。
もう有志の中は智希の形を覚え、イイ所に当たると嬉しく踊るようにうねり跳びはねた。
自分のより大きく育ったソレを中に感じながら息をのむ。
気持ちいい。
最低な父親だな、と鼻で笑う。
でも今は世間体よりも、妻の影よりも大事なものがある。
「智希…」
「なに?」
「この格好、お前に抱き着けっ、ない」
「っ、父さんそれ、反則」
智希のソレが中で大きくなった。
ベッドに肘をついて髪を乱し、尻を突き出して汗と涙で濡れた顔で振り返ると有志はキスをねだった。
当たり前のようにそれに答え、腰の動きを止め智希は口を突き出す。
「はっ、んっんんっ」
求めてくれる。
父さんが、俺を。
智希は有志の両足の付け根を掴み、繋がったままグルリと回転させた。
「ああっ!」
少し乱暴なその刺激に耐えれず、有志は体を震わせ達してしまった。