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皆の先輩シリーズ 0129(Fri) 17:13

(臥炎キョウヤ)

「臥炎と絢爛くんが友達って時点で嫌な予感しかしない」
「僕は基本的に悪いことしか考えていないからね」
「それはよく知ってる」
「それで、そういうカガリはこれからどうするつもりなんだい」
「これからと言われてもね。いつも通りアスタロトと一緒に適当なところで適当な感じに過ごさせてもらうよ」
「地球が滅亡するかもしれないのに?」
「地球がちょっと滅亡するくらいで大げさだなあ」
「いや、大げさでもないと思うけど……」




ネタメモ 0116(Sat) 20:28

・絢爛朱雀(ヤンデレ/短編)(済)




皆の先輩シリーズ 1216(Wed) 22:33

(絢爛朱雀)

「備え付けのシャンプー借りるのも申し訳ないから買ってくるね」
「別に使っても構いませんけどね」
「この見るからにお高いやつを使う勇気は庶民の私にはない」
「いつも態度が大きいくせにこういう時だけみみっちいですね」
「絢爛くん、殴っていい?」
「お断りします」




皆の先輩シリーズ 1216(Wed) 22:33

(大公爵アスタロト)

「今現在絢爛くんのところでお世話になっているわけだけれど、アスタロトは私が帰ってきたらどうする?」
「……まず」
「まず?」
「その忌々しいシャンプーの匂いとボディーソープの匂いを徹底的に落とす」
(あっ、これ目がマジなやつ)




皆の先輩シリーズ 1124(Tue) 18:02

(グレムリン)

 雑踏の中に、見覚えのある金色を見た。昔見た後ろ姿がそのまま成長したような、そんな印象を受けた。
 はじめは気のせいだと思った。けれど気が付くと彼女を追いかけて、その手を掴んでいた。
「えっ?」
 深い緑の瞳が、俺を見つめる。その表情には明らかな困惑が含まれていた。
「ええと、きみは?」
 頭から冷水をかけられた心持ちになった。
 そして、彼女と会わないまま、数年が経過していたことに気付いた。彼女が覚えているという保証はどこにもないのに、俺はなにを期待したのだろう。
「……すまない。知り合いに似ていたもので」
 掴んでいた手を離し、ふいと視線を逸らす。目の前にいる彼女が小さく首を傾げた。
「ふむ、大丈夫かい? 随分と酷い顔をしているよ」
「本当に、すまなかった」
 下を向いたまま踵を返し、逃げ出す。そんな俺の背を見て彼女が笑っていたとも気付かずに、足早にその場をあとにした。



「良かったのか、カガリ。あれは大盛烈だったのだろう?」
「良いも悪いも、私が知っているのは大盛烈くんであって、グレムリンくんではないよ」
「……カガリ、意地の悪い顔になっているぞ」
「おっと」





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