小ネタ | ナノ

小ネタ



皆の先輩シリーズ 1124(Tue) 18:00

(大盛烈)

「大盛くんは本当に楽しそうにデッキビルドをするね」
 病院内にある休憩室の一角。テーブルに頬杖をついた黒岳は俺の手元を見た。
「頼られるから、かな。それに俺が組んだデッキで勝ってもらえると嬉しいんだ」
「……嬉しい、ねえ」
 思わせぶりに呟き、黒岳は目を閉じる。
「黒岳だって勝つと嬉しいだろ?」
「挑んで勝ったら素直に嬉しいけど、挑まれて勝っても嬉しくない」
「それ、なにが違うんだ?」
「前提条件」
「うーん……?」
「深く考えなくていいよ」
 頬杖を解いた黒岳はテーブルに突っ伏した。どうやら話しているうちに眠くなってきたらしい。
「黒岳は、誰かにデッキビルドしてもらおうとは思わないのか?」
 ちらりと黒岳を見るが、あまり興味がなさそうだ。んー、と唸ってテーブルに額を擦り付けている。
「デッキの構成はアスタロトと相談しているからね。今は特に不自由していない」
「……そっか」
 少しでも期待した分、落胆してしまう自分がいたことは否めない。そんな俺の気持ちを知ってか知らずか。黒岳は穏やかな寝息を立て始めた。




皆の先輩シリーズ 1110(Tue) 23:01

(氷竜キリ+α)

「氷竜くんはSD化しないのかい?」
「僕はそもそも人の姿をしているので……」
「ふむ、人型組はSD化したがらないと?」
「というより人の姿をとっている時点で既に人に害を与えるという印象は薄いから、ですね」
「絢爛くんは人の姿でも人畜無害そうな感じが全くしないのだけれど」
「カガリ先輩!?」
「絢爛くんもといヴァリアブルコードはSD化するとオウムっぽくなる気がするからかなあ」
「まあ、確かにオウムっぽくなりそうですね……」
「派手なオウム」
「オウムという時点で派手なのでは……?」
「わはは、確かに」
「僕がいないところで勝手に僕の話をしないでくれます?」
「あっ」
「げっ」
「……カガリさん、『げっ』とはなんですか?」
「別に深い意味はないよ、絢爛くん」
「そんなに三角水王との逢瀬を邪魔されたくなかったと?」
「ぶっちゃけるとそうだね」
「即答してないでくれます? 口は災いのもとですよ」
「いひゃいいひゃい」
(何気にこの二人、仲が良い……?)




皆の先輩シリーズ 1102(Mon) 01:38

(絢爛朱雀+α)
※絢爛朱雀Aのあと
※わるふざけ





「なんでも知っているとのことですが、本当になんでも知っているのですか?」
「勿論、なんでも知っているよ」
「……では、今夜の夕食の献立も知っていると?」
「ふっ……絢爛くん。きみはまるで分かっていないな」
「む、なにが分かってないと言いたいのです?」
「確かに、その日の夕食というものはとても大事だ……しかし! 夕食になにが出るか分からないからこそ、自分が食べたかったものが食卓に並べられた時の喜びが大きくなるのだよ!」
「!! ……なるほど、世の中知らない方がいいこともある、ということですか」
「ふっ……そういうことだよ、絢爛くん」



「貴方のバディのあれは本気のボケですか?」
「ああ、渾身のボケだ」




皆の先輩シリーズ 1024(Sat) 19:31

(大公爵アスタロト)

「巷ではセカイノオシマイが有名になっているけれど、同じマジックワールドであるアスタロトはバンドに誘われなかったのかい?」
「……そもそも美術品や絵画を集めることが趣味で完全インドア派だった私がいきなり体を動かそうと思うか?」
「思わない」
「バンドというものは意外と体力を使うという……なんて恐ろしい……」
「そこまでいやなんだね……」




皆の先輩シリーズ 1024(Sat) 18:04

(魔王アスモダイ+α)

「で、なんでお前がちゃっかり俺の隣にいるんだよ」
「うん? 面白そうだったから出てきた」
「お前がいると事態がややこしくなるだろうが!」
「そんなことはないと思うけれど」


「せんぱーい! お久し振りですしー!」
「あの女子……制服がシンメトリー……!」


「……お前、あれと知り合いか」
「やだなあ、私がゲスシドーくんと知り合いだと思うかい?」
「思う思う超思う」





prevnext



back





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -