現役DKがおじさんに前立腺弄られて快楽堕ち

 約束をした男の子は、待ち合わせ時刻を十五分過ぎた頃にやってきた。メールで言った通り、茶髪に軽くパーマをかけていて、黒いロングコートを着ている。背が高くすらっとしていて、目測では180センチほど。さっぱりとした一重で、矢印を描いたような大きなかぎ鼻とふっくらした唇が特徴的な紅顔の美青年だった。

「えっと、あの、掲示板で募集かけてた人ですか?」
「うん。君が愛斗くん?」
「そう、俺がマナトです。あー良かったー」
「よろしくね」
「よろしく、おじさん」

 声変わりしたばかりなのか、少しぎこちない低音が可愛かった。歳上の男にすぐタメ口で話せる、生意気そうで、人懐っこいところも良い。

「おじさん、時間もったいないから、もうホテル行こ」

 愛斗は、僕の耳に手を当て、こっそりと囁いた。頷くと、スタスタと歩き始める。
 おじさんとこういうことをするのは初めてだと言っていたが、躊躇いも戸惑いも見えなかった。

「場所は決めてあるの?」
「決めてないけど……、ホテルに行くんだから、こっちでしょ?」

 たしかに愛斗の脚はホテル街へ向かっていた。

「慣れてるんだね」
「違うよ、調べてきたの」

 愛斗は焦ったように言った。
 別に可愛ければ、慣れていてもいなくてもいい。でも、もしも下調べをして来てくれたとするなら、どんな意味であれ、それは嬉しい。

 適当なホテルに入って、タッチパネルで適当な部屋を選ぶ。僕がお金を払ってキーを受け取るのを、愛斗は少し遠くから見つめていた。太く逞しく、長い脚が、モデルのように綺麗だった。今からこの男の子を好きにできるんだと思うと興奮した。

「おじさん、先にシャワー浴びてきて」

 部屋に入ると、愛斗は外套を脱ぎながらそう僕に言った。外套の下は、想像した通り制服だった。思わず唾を呑み込んだが、愛斗の言う通り、素直に浴室へ向かう。僕も汚い体を愛斗に晒したくはない。
 シャワーを浴び、腰にタオルだけを巻いた格好で出てくると、愛斗はソファに座って寛いでいた。ぼんやりとスマホの画面を見ながら、冷蔵庫から取り出したのだろうジュースを飲んでいる。ここがホテルじゃなければ、家でだらける学生にしか見えない。

「あ、あがった?」
「うん」

 愛斗の隣に座る。首筋に鼻を近づけると、若い男の酸っぱい汗の匂いがむんむんと薫った。

「俺もシャワー浴びてくるね」
「いや、良かったら、このまま……」
「このまましたい?いいよ」

 シャワーで体臭が隠れてしまうのは勿体無い。

「これは学校の制服?」
「うん。部活終わってすぐ来たから」
「そうなんだ。部活は何やってるの?」
「水泳部だよ。今の時期は筋トレとかランニングとかだけど」
「へえ、だからこんないい体してるんだ」

 言いながら胸を摩ると、思ったよりも分厚い胸筋に触れた。まるでスポーツ選手のような恵まれた肉体に惚れ惚れしてしまう。ブレザー姿を見ていたいという気持ちと、すぐにでも裸を見たいという気持ちの、どちらもあった。

「がっしりしててかっこいいねー。学校でもモテるんじゃない?」
「えー、モテないよー」

 そう言いつつ、愛斗は嬉しそうだった。

「愛斗くんは、彼女とか、好きな子とかいないの?」
「今はいないよ」
「本当に?じゃあ、女の子とエッチしたことは?」
「それは、あるけど……」

 愛斗は、少し首を傾げながら言った。どうしてこんなことを聞くのか分からないというような顔だった。それで(おそらくは)正直に答えてくれるのだから、あざとくない、純粋な子なのだろう。

「愛斗くん、クラスではどんな感じなの。友達いっぱいいる?」
「え、うん、クラスの奴らみんな友達だよ」

 躊躇うことなく言い放つ愛斗の笑顔が眩しかった。愛斗は本気でそう思っているのだろう。だからこそ、余計に輝いて見えた。

「おじさん、変なこといっぱい訊くね」
「愛斗くんのこと、もっと知りたいからだよ。ダメかな?」
「そっか、えへへ、いいよ」

 愛斗は八重歯を見せて笑った。割と大人びた見た目をしていると思うが、笑うとやっぱりまだ無垢なDKだ。

「じゃあ……、どうして、愛斗くんはおじさんとこういうことしようと思ったの?」

 お小遣いをもらって大人とホテルに行く行為の理由、なんて、少し際どいことを聞いたと思う。
 だが愛斗は、思ったよりも平然とした顔をしていた。

「お小遣い、くれるって言うから」
「そうなんだ。お小遣いで何かしたいことがあるの?」
「友達ともっと遊びたい。マ……、お袋のくれるお小遣いだけじゃ、全然足りないんだもん」

 健全で健康的な答えだと思った。あくまでも僕の価値観だ。

「そっか、じゃあ、あとでお小遣いいっぱいあげようね」
「うん!」

 元気よく返事をした愛斗の頬をそっと撫ぜる。愛斗はあまり嫌がらずに、僕の方をじっと見つめていたが、唇を近づけると、さっと顔を逸らした。

「キスはやだー」
「そっか、じゃあ、いいよ」
「怒った?」
「怒ってないよ」

 わがままな子は嫌いではない。ただ、今からキスよりももっとすごいことをするのに、とも、思う。
 再び胸の辺りを弄ると、愛斗はくすぐったそうな顔をしながら紺色のジャケットを脱ぎ、ネクタイを解いた。淡いブルーのワイシャツは二個目のボタンまで開けられていて、そこから見える鎖骨がいやらしくてたまらなかった。太い首筋に触れ、優しく撫ぜると、愛斗はゆっくりと手を下ろした。心なしか、僕を見つめる瞳が蕩けていた。

「目瞑って、女の子にされてるって想像しててね」
「うん……」

 愛斗は素直に目を瞑った。
 お腹からワイシャツに手を入れ、健康的な肌に触れる。暫くまさぐっていると、小さな乳首が指の腹に触れた。軽く指で捏ねてから、シャツを捲る。可愛らしい紅色の乳首に舌を這わせると、愛斗は気持ち良さそうに体を捩った。

「あぁん……」

 瑞々しい喘ぎ声だった。ぴん、と勃起した小さな乳首を舌で舐め回しながら、スラックスの上から股間に手を這わせる。漂う少年の汗の匂いに興奮した。僕はもう、張り裂けそうなほどに勃起していた。

「あー……、きもちい……」

 愛斗は目を瞑ったまま、目の前の快楽に酔っているようだった。本当に女にされているのを想像しているのか、手のひらに感じる温もりが少しずつかたくなっていく。
 スラックスのチャックを下ろし、男らしい赤のボクサーパンツをずり下げると、愛斗のおちんちんがぶるんっ、と跳ねた。大きさは普通だが、まだ皮がかむっている。軽く手で扱くと、ぷりっとした可愛らしい亀頭が露になる。おしっこと汗の匂いが混じった、独特の匂いが鼻を刺激した。体を屈めて、可愛らしいおちんちんを咥える。口に広がる若い少年の味がたまらなかった。

「すげー……、あー、いい……」

 愛斗は気持ちよさそうに腰を揺らし始めた。奥まで咥え込んでカリ首を舌でなぞり、裏筋を丁寧に舐める。目を瞑ったまま甘い声をあげる愛斗は、男らしくも可愛くもあって興奮した。

「お尻の穴も舐めていい?」

 しばらくおちんちんを舐めてからそう尋ねると、愛斗は黙ったまま脚を広げた。
 スラックスとパンツを脱がせ、柔らかい毛に包まれたアナルを舌でなぞる。愛斗は、天井を仰ぎ見ながら甘い喘ぎ声をあげた。

「あぁあん……、気持ちいい……」
「こういうところ、女の子に舐めてもらったことある?」
「ないよう……、あぁあ……、すげー……」

 可愛らしいアナルに唇を付け、レロレロと舐める。そのまま、おちんちんもしごいてあげると、愛斗の声はさらに甘くなった。部活終わりの少年の、汗の匂いの香るアナルを舐めているのだ、と思うと、背徳感と征服欲にたまらなく気分が昂ってくる。タオル越しに、はち切れそうになる程勃起したチンコを摩ると、もうそれだけでも射精してしまいそうだった。

「ふぅうん、あ、あ、……やば、いきそう……」

 掠れた声で、そう呟かれる。
 そこでおちんちんを扱くのをやめ、舌を離すと、もどかしいのか愛斗は切ない声をあげる。

「あぁん……、なんで……」
「だって、こんなすぐに出しちゃったらつまんないでしょ?ちょっと我慢したら、もっと気持ちよくしてあげるよ」
「もっと……?」

 愛斗は目を開き、期待をはらんだ甘い声でそう呟いた。
 僕が頷くと、頬を赤らめながら少し上体を起こす。

「もっと気持ちよくなりたい?」
「なりたい。気持ちよくして欲しい……」

 素直で率直な返事だった。欲望に従順で可愛らしい。

「それじゃ、一回体洗おっか」
「うん!」

 元気な返事をした愛斗を浴室に連れて行き、浴室暖房を付けてから、少し勿体無いと思いつつも服を全て脱がせた。
 惜しげもなく晒されるしっかりと鍛え上げられた愛斗のスリ筋体型に、思わず見惚れてしまう。だが、愛斗はもうすぐにでも気持ちよくして欲しいようで、焦ったそうに僕を見つめていた。

「愛斗くん、さっきお尻の穴舐められてたとき、うんち出ちゃいそうな感じした?」
「しないよ。俺、いつも朝出るもん」

 健康的な返事が返ってきた。これなら軽く中を洗うだけで大丈夫そうだ。
 シリンジを取り出してぬるま湯を溜めると、愛斗は胡乱な目で僕を見つめた。初めて見るものに戸惑っているのだろう。さっきの質問の意図も分かっていなさそうだ。

「愛斗くんは、お尻の穴を弄ってオナニーしたことはあるかな?」
「えっ、ないよ!おじさん、俺のお尻の穴弄りたいの?」
「そうだよ。嫌だったかな?」

 愛斗は、黙り込んで考えているようだった。

「じゃあさ、愛斗が嫌って言ったら、途中でやめてあげるよ。それならいい?」
「ほ、ホントに、言ったらやめてくれる?」
「勿論だよ。愛斗が嫌がることはしたくないしね」
「な、なら、いいよ……」

 言いながら、愛斗は好奇心を露にした目で僕を見つめていた。興味はあるのだろう。
 浴槽に手をかけて尻を向けるように言うと、愛斗は素直に従った。軽く尻の穴を舐めてほぐしてから、シリンジを挿しても、少し肩を強張らせるだけで拒絶の言葉は出なかった。

「ん、んう、あ、うう……」

 湯を軽く入れると、愛斗は眉をひそめて唇を噛んだ。出していいよ、と言うと、お腹にゆっくりと力を込める。ぬるま湯が、愛斗の体から漏れ出る。

「う、うんこ漏れてない?大丈夫?」
「大丈夫だよ」

 何度かお湯を出し入れするのを繰り返して、出る水が綺麗になったところで止める。愛斗は、次に何をされるのかが不安なのか、僕の動きをじっと見つめていた。
 持ってきていたバック用のローションを取り出す。可愛らしい栗色の髪を撫ぜてから、手にローションを垂らして愛斗のアナルに触れた。指の腹で優しくさすると、まるで別の生き物のようにヒクヒクと蠢き始める。ローションを継ぎ足しながら軽く力を込めると、ぬるっ、と指が入り込んでいった。

「んんっ!」
「苦しくない?」
「うん、なんか、変……」

 愛斗は、ぼんやりと空の浴槽を見つめながらそう呟いた。
 何度か出し入れして穴をほぐしてから、指を曲げて奥の方へ押し込む。やがてコリッとした部位に指の腹が触れると、愛斗はびびっ、と背中を震わせた。ここが男の子の敏感な部位、前立腺だ。

「くぅうんっ!あ、そこっ、あ、あ、あんっ、あふうぅう゛……」
「ここ触られて、どんな感じ?」
「あ、んん、はうぅ……、なんかぁ、ぞわぞわする……」

 未知の感覚に戸惑っている愛斗が可愛くて仕方がなかった。尻を揉んで軽くほぐしてあげながら、前立腺を指の腹で優しく刺激していく。刺激が強いのか、愛斗はたびたび甘ったるい喘ぎ声を漏らしていた。

「は、はふ、んん、やばいっ、はっ、はぁ、あ、あ、あぁん……」
「んふふ、かわいいねえ」

 指で前立腺を責めながら、愛斗の尻や、萎えてしまったおちんちんを、くすぐるように触る。まだ快感と呼べるような感覚ではないのだろうが、愛斗が尻穴をいじられて可愛らしく喘いでいるというのはたまらなく情欲をそそった。
 何度も中で指を動かし、肉壁をほぐしてからもう一本指を挿れる。慣らしたおかげか、愛斗の尻穴は僕の二本目の指をするりと呑み込んでしまった。

「は、ああぁ、ん゛ゃあぁん……、あ、あっ、あっ」

 二本の指で前立腺を愛撫すると、愛斗は俺の方を見つめながら、甘ったるい声で喘いだ。感じやすいのかもしれない。もしかしたら、もう快感を覚えていてもおかしくはない。
 愛斗の肉壁と前立腺を散々いじめ抜いてから、ゆっくりと指を引く。ぷくっ、と広がったままのアナルがいやらしくてつい写真を撮りたくなったが、慌てて気を鎮めた。

「あう、お、おじさん、まだ、腹ん中むずむずしたままだよう……、変になっちゃう……」

 愛斗はさっき弄られた感覚が消えないのか、腰を振りながら呟く。唇からは粘っこい涎が垂れていた。油断している姿が何とも可愛い。

「もっとお尻の穴いじってほしい?」
「うん、いじって、お願い……」
「じゃあ、ベッド行こうね」
「うん……」

 よろよろと立ち上がった愛斗の手を引いて、ベッドへと移る。愛斗はもう目先の快楽に夢中で、相手が僕のような中年の男だろうと大して気にしていないらしかった。それどころか、可愛らしい媚びるような声で、おじさん、早く、と囁いてくる。恋愛感情のない純粋な性欲が、愛斗を淫乱にさせているのだ。
 ベッドにバスタオルを敷き、その上に四つん這いにさせると、愛斗は頬を赤らめながらも、全てを見せつけるように腰を突き出した。太く逞しいその脚も、大きくでっぷりとした尻も、芸術品のように綺麗だった。

「今からオモチャ入れてあげるからね」

 そう囁くと、愛斗の瞳が不安そうに揺らぐ。

「オモチャ?」
「そう。男の子のお尻を気持ちよくするオモチャだよ」
「何それえ」

 僕は鞄の中から、透明な箱に入った黒いエネマグラを出した。もちろん新品だ。愛斗はまだ戸惑ったような顔をしていたが、僅かに揺れる喉から、期待の感が仄かに漏れ出ていた。

「変な形ぃ。これ、俺のケツの穴に入れるの?」
「そうだよ。怖い?」
「こ、怖くなったら、やめてもいい?」
「いいよ」

 愛斗は黙ったまま、さらに腰を突き出した。
 それを肯定と受け止めて、僕はエネマグラを箱から取り出し、アメニティのコンドームを被せた。ローションを塗り込んでから、愛斗の可愛らしい茶褐色のアナルに、口づけをするみたいにあてがう。愛斗の瞳は、瞬きをするたびに期待と不安の色を交互に滲ませた。

「ゆっくり入れるね」
「う、うん……、んっ、ん、あ、あ゛ぁあぁ……」

 初心者向けのものを買ったのが功を奏したようで、エネマグラはするすると尻穴に入り込んでいった。愛斗は俯きながら、はあはあと犬のように呼吸していた。

「苦しくない?」
「うん……、もっと入れて欲しい、さっきのとこ……」
「愛斗はヤラシイね……」
「は、はう……」

 おじさんの戯言と一笑に付してもいいのに、愛斗はしっかり恥ずかしがってくれた。奥まで押し込むと、鼻息を荒げながら甘い声をあげる。

「あ、あ、あ、さっきの、きてるっ、すごい、すごいぃいいっ……」
「すごいの?どんな感じなの?おじさんに教えてごらん」
「はぁあ、あ、あ、あぁああん……、じんじんして、あ、あ、あっ、きもちいぃい……」
「気持ちいいんだ?可愛いね、お尻の穴で気持ちよくなれてえらいね」

 愛斗は恥ずかしそうに首を降ると、枕に顔を埋めてしまった。ピアスのついた可愛い耳が真っ赤に染まっている。
 今、僕に痴態を晒しているこの子が、『クラスの奴らみんな友達』だと言う爽やかでかっこいい人気者の男の子だと思うと、たまらなく興奮した。もっと気持ちよくさせたくて、乳首やおちんちんを軽く触ってやると、それだけでも甘い声をあげて反応してくれた。

「あぁああっ、あ、あ、やっ、あ、あ、あぁあっ……、もっと、乳首っ、乳首もっと触ってえ……!」

 枕に顔を埋めたまま、叫ぶように愛斗がねだる。その通り乳首を触ってやると、愛斗の喘ぎ声はさらに大きく、甘くなった。

「ん゛ぁああぁあん、あぁあっ、すごい、すごいっ……、気持ちいいようっ……」

 無意識なのだろうが、愛斗は喘ぎながら腰を揺らしていた。快楽に従順な体が愛おしい。尻を撫ぜてやると、それも気持ちいいのか、ぶるっ、と体を震わせる。

「腰揺れちゃってるよ」
「ああ、あ、あ、あ、恥ずかしいっ、んぅっ、ん゛ぁああぁああんっ!」
「大丈夫だよ、僕しか見てないからね……。いっぱい気持ちよくなっていいんだよ……」
「あああ、あ、あぁあん、ん、ん゛んんんっ!」

 愛斗は首を振りながらも、気持ちよさそうに喘いでいた。腰の動きも止めない。思わず耳にキスをしてみたが、嫌がるそぶりはなかった。舌を這わせると、まるで返事をするかのように甘い息を漏らす。

「エロい声出しちゃって可愛いね……、気持ちいい?」
「気持ちいい、あ、あぁあ、ん゛やっ、恥ずかしい……、あっあ、あ、あ、ん゛んん!」

 耳や乳首を愛撫しながら、愛斗の尻穴にズッポリと収まったエネマグラをぐりぐりと動かす。愛斗の喘ぎ声が、半ば悲鳴のようになる。

「おじさん、やばいっ、やばいようっ……!あ、あ、んんんっ!」
「どうしたの?痛い?」
「ううんっ、腹ん中、じんじんして、なんか、来る、来る、ううぅう……!」
「イキそうなのかな?」

 初めてでこんなに感じるとは、随分才能がある。おそらく射精に依るエクスタシーしか味わったことがないのだろう愛斗は、お尻でイク、という感覚が分からないのか、何度も来る、来る、と繰り返していた。顔は伏せられたままだったが、快楽に歪んだいやらしい表情が容易に想像できた。

「お尻の穴、締めたり緩めたりしてごらん。できる?」
「あ、んんんんぅううっ、あ、あ、あっ、あっ、あっ……!おじさん、やばいっ、なんか変っ……!」
「大丈夫だよ、怖がらないで、気持ちよくなることだけ考えて……」
「あ、あ、あ、い、んんんっ、あ、あ、あ、あっ!あ!」

 愛斗は枕にしがみつき、さらに激しく腰を振った。

「やばいっ、すごいのきちゃう、あ、あ、ああああっ……」
「いく、って言ってごらん」
「いく!いく!あ、あ、いっちゃうっ、あ、あ、ああああああああいくいくいぐぅうぅぅううっ!ん!んんんっ!んぅうううっ……!」

 びくっ、と体を跳ねさせ、一際大きな声で喘ぐと、愛斗はシーツに体を倒した。呼吸が荒く、瞳が色っぽく潤んでいた。

「んん……、すげー、やばい……、あううう……」
「お尻でいっちゃったね……、エッチだね、すごい興奮しちゃったよ」
「ああ゛んっ、恥ずい……、ううう」

 愛斗は再び枕に顔を埋めた。生意気なほどに気さくな態度はどこかへいってしまったようだった。
 エネマグラを抜き、汚れたゴムを捨てる。愛斗は、恥ずい、を連呼しながらも、余韻が残っているのかずっと腰を揺らしたままだった。

「ん゛ぅう、あ、まだ、むずむずするう……、俺のケツ、変になっちゃったよう……」

 そう呟くように言うと、愛斗は軽く顔を上げ、僕の顔を見つめた。困ったように垂れ下がった眉が可愛かった。

「もっとさっきのところいじって欲しい?」

 僕が言うと、照れ臭そうにコクコクと頷く。
 頭を撫ぜても、嫌がるそぶりはない。今まで経験したことのないような快楽に、思考が追いついていないのかもしれない。

「じゃあ、おじさんのおちんちん入れてみよっか?」
「えっ、おじさんの?」
「うん、さっきのオモチャより太くて長くて気持ちいいよ」
「そうなの……?」

 流石に嫌がるかと思ったが、愛斗は満更でもなさそうだった。
 腰に巻いていたタオルを解き、ポーッとした顔のままの愛斗にチンコを見せつける。太さと長さにはそれなりに自信があった。

「ほら、これで愛斗の可愛いお尻の穴、いっぱいいじめてあげるよ」
「あ、あん……」
「欲しい?」

 愛斗は軽く目を逸らしながら、ほんの少し首を下げた。

「ちょっと、ちょっとだけ……、試すだけ……、でも、いい?」
「いいよ、やめてって言ったらいつでもやめてあげる」
「本当?」
「本当だよ」

 言いながら、持ってきたコンドームの封を開け、チンコに被せる。愛斗はさっきと同じように不安げな視線を向けたが、その奥の欲望渦巻く好奇心は隠しきれていなかった。
 愛斗の尻穴にローションを継ぎ足し、自分のチンコにも垂らす。何度か塗り込んで滑りをよくしてからアナルに亀頭をあてがうと、愛斗の肩がビクッと震えた。

「入れるよ」
「あ、あう、んん……、うん……」

 愛斗の尻に手を添え、徐に腰を送る。流石に少しきつかったが、ローションのおかげか、ゆっくりとではあるが中へと入り込んでいった。奥まで押し込んでから、痛くないかと尋ねると、愛斗は激しく首を縦に振った。

「おじさんのおちんちん、愛斗の中に入ってるよ、ほら、わかる?」
「わか、る、中、あ、ああ……、すごい、すごい、さっきのとこ、あ、あ、ああぁあっ!」

 再び愛斗の体が跳ねる。

「あれ、甘イキしちゃったね?すごいエッチな体だね……」
「あ、あ、あふんん……」

 軽く中で馴染ませてから、緩やかに腰を動かし始める。首筋や耳にキスをすると、嫌がるどころか嬉しそうに甘い吐息を吐く。

「ああぁああ、気持ちいいぃ……」
「ぐふふ、何が気持ちいいの?」
「ん、んやぁあん……」
「おじさんのおちんちん気持ちいいって言ってごらん?」
「やだあ、ああっ、ん゛ふぁああぁあんん……」

 首を振りながらも、喘ぎ声は止まらない。快楽には従順な愛斗が可愛くて仕方がなかった。

「言ったらもっと気持ち良くしてあげるよ……」
「ん゛っ、んぁああっ、おじさんのっ、おじさんのおちんちん気持ちいい!はうっ……、んんっ!」
「よくできました。愛斗はえらいねえ、あとでいっぱいお小遣いあげようね」
「はふ、ん、ん、んんん……、おじさん、早く、気持ちいいの、して、してええ……」

 今の愛斗には、お小遣いよりも快楽の方が大事らしかった。腰を動かしながら、愛斗の気持ちいいところを探る。一際喘ぎ声が大きかったところを激しく突いてやると、愛斗の声はどんどん大きくなっていった。

「あ!あ!ああぁああっ、おじさんっ、そこ、すごいぃいいぃっ!ん゛ぁあぁああっ、あ、あ、だめ、すぐいっちゃうっ……」
「何度でもいっていいんだよ、ほら、ほら……」
「あ!あ!だめ!いく!いっちゃう、いっちゃう、あ、あ、あ、あ、ん゛ぁああぁああっ!」

 愛斗の体がびくつき、絶頂したことを知る。僕のチンコを包み込む肉壁も、呼応するようにびくびくと跳ねていた。
 一旦腰を引き、コンドームを付け替える。愛斗は、シーツに横たわったまま、もっともっと、と切ない声で呟いた。愛斗がもう疲れてしまっていたらやめようかと思っていたのだが、十代の体力は僕が思っていたよりもはるかに凄かったようだ。

「じゃあ、今度は自分で入れてごらん」

 言いながら、ベッドの上にあぐらをかく。愛斗はすぐに僕の言うことが分かったようで、恐る恐るではあったが、僕の上に乗った。綺麗な顔が、すぐ目の前にある。
 愛斗は、戸惑いながら俺のチンコを掴み、腰を下ろそうとした。だが、初めてだからかうまくいかないようで、なかなか入らない。

「んん、だめ、おじさん、入んないよう……」
「ちょっと難しかったかな」
「おじさんが入れてえ……」

 軽くローションを継ぎ足してから、チンコを愛斗の尻穴で何度か摩る。さっきまで入っていたせいか、それだけでも僕のチンコはするりと入り込んでいった。

「んんっ!」
「ん?また軽くいっちゃった?」
「わかんないっ、あ、あ、あぁああんっ」

 愛斗は、快楽の欲求に耐えられないとでも言うように、すぐに僕の背中を抱き、激しく腰を振り始めた。まるで僕のチンコを使ってオナニーをしているような感じだ。

「すんごいヤラシイね……。おじさんのおちんちん、そんなに気に入ったの?」
「うん、好き、気持ちいい……!」
「ふへへ、おちんちんでこんなに気持ち良くなっちゃって、愛斗のお尻、おまんこになっちゃったね?」
「あ、あ、ん゛ぁああぁんっ……、やだああ、恥ずかしいよう……!」

 恥ずかしい、と、言いながらも、腰の動きは止まらない。
 甘えるように僕の鼻に頬を擦り付けてくるので、キスしてもいいかと尋ねると、愛斗はさっきまで嫌がっていたのが嘘のように頷き、自分から唇を重ねてきた。舌を入れると、まるで歓迎するかのように愛斗の舌が僕の舌を這い回る。下手くそだが、情熱的で気持ちいいキスだった。

「おじさんとキスして、いいの?嫌なんじゃないの?」
「嫌じゃない……、気持ちいい、気持ちいいんだもん!あんっ、あ、あ、おじさん好き、大好き……」

 そう言って、再び深いキスをしてくる。
 セックスの気持ちよさにそう口走っているのだと分かってはいるが、好きと言われるのは嬉しい。

「僕も愛斗が大好きだよ、可愛いね、いい子だね」
「うんんっ、あ、あ、おじさん、もっと、いっぱい突いて、まんこ、気持ち良くしてっ、お願い、お願い」

 もう僕もたまらなかった。大人だから理性は失わないが、愛斗が悦ぶことならなんでもしてやりたくなった。
 愛斗の背中を軽く押して、ゆっくりとベッドに倒れ込ませる。そのまま、激しく腰を送ると、愛斗の顔は色っぽく歪んだ。唇は涎で光り、眦は涙で濡れている。まだ十代の男の子が、こんなに色気を出すことができるのか、と驚く。

「あ、あ、あ、ん゛……、ん゛ぁああっんんん!すごい、激しっ、あっ、あ、あ、んっ、あ、あっ」
「激しいのとゆっくりなの、どっちが気持ちいい?」
「どっちも気持ちいいようっ、あ、ん゛ああぁああんんんっ!まんこ溶けちゃう……、んんっ、もう、だめぇっ」

 そう言うと愛斗は、僕の背中にしがみついて、熱いキスをしてきた。まるで恋人にするかのような甘い抱擁に、僕の方がだめになりそうだった。

「すごい可愛いよ……、僕、もう出ちゃいそうだよ。愛斗の中で出してもいい?」
「あ、あ、んんん……、出してぇ……、キス、キスしながらがいい……」
「んんん、愛斗は本当に可愛くてエッチだね……」

 唇を重ね、射精をするための動きに切り替える。愛斗の温もりが、唇からも皮膚からも体の奥からも伝わってきて、気持ちよくてたまらなかった。愛斗は愛おしい人にするかのように、僕の口内に舌を突っ込んで、ベロベロと舐め回してくる。キスの隙間に、小さな声で、もうイキそう、と囁くと、キスは余計に激しくなった。
 ぐっ、と奥まで腰を送ると、ブルッ、と体が震え、びゅくびゅくと精液が放たれる。実際はゴムの中だったが、愛斗に中出しをしているような感覚があった。極度の興奮がそう思わせたのかもしれない。
 愛斗は、嬉しそうに鼻息を荒げながらビクビクと体を震わせて、また、軽く絶頂したようだった。随分感じやすい体だ。本当はお尻の穴を弄ってオナニーしたこともあるのかもしれない。あるいは、他のおじさんに開発してもらったのか……。

「ん、んん、いっぱい出てた……」

 唇を離すと、開口一番に愛斗はそう呟いた。蜂蜜のように甘ったるい声だった。
 腰を引いて、ゴムに溜まった精液を見せると、照れ臭そうに笑う。僕の方も照れ臭かった。

「おじさん、すごい。すごい気持ちよかった……」
「よかった。愛斗が気持ちよくなってくれて嬉しいよ」
「おじさんも気持ちよかった?」
「うん、気持ちよかったよ」

 髪を撫ぜると、愛斗は僕を抱きしめ、肩口に頬擦りをしてきた。
 しばらくは愛斗の好きにさせていたが、余韻が完全に抜けたところで一緒に浴室に戻った。シャワーで汗とローションを落とし、軽くボディソープで洗いっこもした。愛斗はまだ甘えたいのか、何度も僕に抱擁とキスを求めた。その言葉に素直に従っていたので、浴室を出るまでに三十分もかかってしまった。
 服を着直してからソファに座る。さっきまで甘えたがりで色っぽかった愛斗も、制服を着てしまうと、少し生意気そうなみずみずしい若者に戻った。どちらの面も可愛いと思う。

「おじさん、俺腹減ったー」
「そっか、そうだよね。ここで何か頼む?それとも、ご飯食べに行く?」
「焼肉食べたい、焼肉!」
「じゃあ、後で焼肉屋さん行こうね」

 言いながら、鞄から財布を取り出す。普段はキャッシュレスだが、愛斗にお小遣いをあげるためだけに、ここにくる前にお金をおろしてきたのだ。一万円札を二枚。愛斗の手に握らせると、愛斗はニコニコと笑いながら学生鞄の中の財布にそれをしまった。

「おじさんありがとう!」
「こっちこそ、ありがとう。いっぱい気持ちよくなれた?」
「うん!おじさん大好き、またエッチしようね!」

 そう言うと、愛斗は僕の頬にキスをしてきた。
 何が本当かは分からない。全部、お金を得るための嘘かもしれない。
 それでも、もし嘘だとしても全力で騙された方が幸せだな、と思い、僕は愛斗の髪を優しく撫ぜた。




「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -