笹の葉さらさら・2






★☆ 幼少期の七夕 ☆★



『誰だよテルテル坊主ぶら下げたのは』



『あー!取るなし!!』
『明日は七夕だからいるんだってば!』
『七夕ね・・・てか意味知ってるのお前たち?』
『織姫だよ』
『彦星と会うんだって』
『誰に聞いた?』
『一龍が置いてった本』
『天の川綺麗なんだし?』
『あーそうか。星伝説か。しょーがないな。吊るして良いよ』
『やったー!』
『明日晴れますように!』
『会えますよーに!』
『ちゃんとオレの願い聞けよな!』
『ちゃっかり願い事も書いたのか』
『書いたよたくさん!』
『もう飾ったよ』
『ホントだ。どれ・・・【背が伸びますように】?』
『それサニーだよ』
『だってゼブラがチビって言うんだし』
『だったら偏食してないで何でも食べろ?!』
『れがヤだから書いたんだし!』
『【かっこよくなれますように】・・・ココかこの字は?』
『うん。だっていつもかわいいって言われるから』
『名前もかわいいからなー』
『うるさいよトリコは!』
『ココ?これもお前か?・・・【所長にカノジョが出来ますように】』
『いい加減お嫁さん貰った方が良いかなって』
『オレは【毛が生えますように】にした!』
『・・・本人が見たら泣くぞ?』
『泣いて喜んでくれるってよ?!』←チガウ
『誰だこの【牛食わせろ】って?』
『ゼブラだよ!』
『いつも普通に食べてるよな?』
『彦星が飼ってるヤツが食いてぇ』
『おいおい・・・捕獲レベルぱねぇよ?(実在しないから)』
『上等じゃねーか』
『レも食べたいし!』
『ちょ、トリコ!ヨダレ!』
『考えたら腹減って来た〜』
『しょーがねーな。じゃーみんなで捕りに行くか』
『『『『わーい!』』』』








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