金色の午後の日差し、白黒の海。

「――……ッ、ぁ、……は、ぁッ……!」



 ぎち、とバイブがキツく締め付けられた。涙は硬直したかと思うと一気に脱力し、そして俺にひっかくようにしがみつきながら……ちょろろろ……と潮吹きをしてしまう。



「ぁ、ひ……ゆき、……ゆきぃ……」

「だいじょうぶ。ぎゅーってしてあげるから」

「あ、……はぁ……」



 恥ずかしそうに潮吹きをしている涙が可愛すぎて、もっともっと可愛がりたくなって、俺は涙を押し倒した。覆い被さって、涙を閉じこめるようにしてぎゅっと抱きしめて。俺の腕のなかで丸まってひくひくしている涙のみみたぶを、かぷ、と甘噛みする。



「きもちいい? いっぱい潮吹きしてる、涙。可愛い、涙。可愛い……」

「あぁ、あー……とけちゃ、う……ゆきぃ……やぁー……」

「うん。とろとろしてる、涙。可愛い。もっと潮吹きしてみよっか」


 
 耳が、真っ赤。っていうか、全身が真っ赤。潮吹きをしているのが、恥ずかしいのだろうか。涙のアソコを手で揉んでみれば、潮でびっちょりになったアソコがぴちゃぴちゃと音をたてる。「とけちゃう」って、本当にそんな感じだ。涙のお尻がもうとろっとろに柔らかくなってぬれぬれで、ものすごくエッチなことになっている。

 俺の腕のなかではふはふと喘いでいる涙。もっともっとエッチになって欲しくて、とうとう俺はバイブのスイッチを切り替えてみた。まず……スイング。



「あっ……だめぇー……!」



 スイングに切り替えると、モーターの音がさらに大きくなった。ウインウインという音が響いて、バイブが涙のお尻のなかですごいことになっているというのが音でわかる。持ち手がもうぐいんぐいんと暴れているから……バイブは涙のおなかのなかを力強くぐいんぐいんとかき回してくれているに違いない。涙はもう、大変なことになっていた。



「あぁ、あー、あぁあ……」



 涙のチンコがぴくんぴくんとひっきりなしにビクついて、潮吹きを断続的に繰り返す。こんなにびしょびしょと潮吹きをしたら、涙、脱水症状になっちゃうんじゃないかなってくらい、涙のアソコはぐっしょり。それくらい、涙はいっぱいイって、潮吹きをしていた。



「んっ……ん、ぅ……あ、……ん、」



 ぐっとバイブを押し込んで、涙のお尻のなかをバイブでぐりんぐりんとかき回す。涙が動けないように上からぎゅーっと抱きしめて、そしてキスもしてやれば、涙のイき方はさらに激しくなっていった。声はキスで塞いでいるからあんまりでてこないけれど、腰のビクつきがハンパない。相当気持ちいいんだなって愛おしくなって、俺はしつこいくらいに涙の唇を貪った。

 バイブの強さをあげたり、ピストン機能もつかってみたり。抱きしめて、キスをしながらバイブをいろいろといじってみれば、涙はそのたびにイった。もう、涙の体はすぐイく状態になっているのかもしれない。ずーっとビクビクしているから、ちょっとやばいのかも。

 バイブでイきまくりな涙も堪能できたし、涙もバイブのことを好きになってくれたと思うし。そろそろ涙を休ませてあげないと、と俺はバイブをゆっくり引き抜いた。ぼりゅん、と滑るようにでてきたそれは、ぬらぬらと涙のエッチな液体で濡れている。俺はバイブをベッドのはじっこに置いて、それからバイブにたくさんたくさん可愛がられた涙のアソコに「おつかれさま」をするように、ぬるぬると撫でてあげた。



「きもちよかったね、涙」

「……は、……ぅ、……うん、……」

「バイブ、もうこわくないでしょ?」

「……ぅ、ん……」



 アソコをきゅんきゅんさせながら、涙が俺にぺたりとくっついてくる。何回も何回もイったあとだからか疲れてしまっていて、くったりとして動かないでいた。

 涙の吐息が、すー、すー、と柔らかく俺の唇にかかる。もう、すっかり蕩けているみたいだ。でも、蕩けすぎてもう……涙、気怠いかもしれない。俺はチンコが思いっきり堅くなっていて今すぐにでも涙をガンガン突き上げたいけれど、この状態の涙に無体を働くなんてこと、できなかった。



「……ゆき、……?」

「ん、……ちょっと、ごめんね」



 だから、仕方ないので俺は自分で抜くことにした。へろんとした涙にくっつきながら、自分で自分のちんこをこすこすとこすりあげる。ちょっと虚しいけれど、まあ、仕方ない。

 ……と思っていた。

 涙はそんな俺の動きを見て、そっと俺の手に触れてきた。ぽーっと俺の顔を見つめながら。なんだろう、と思って見つめ返せば……涙は、はふ……と甘ったるい息を吐きながら、俺のチンコを握ってきた。



「……だめ、……いれて。俺のなかで、……だして」




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