雨上がりの蒼穹
9話

――――――雨上がりの顔岩。



あの日ナルトから受け渡されたものは、サスケの中で確かに息づいている。


忘れ得ぬ誓いとなって。



「………行ってみるか……」


どうせ急ぎの書類は全部処理済みだし、休憩がてら顔岩まで行ってみるのも悪くない。


執務室を後にして、雨が上がったばかりであちこちに水たまりが出来ている道を歩いていく。


水たまりを避けずに歩くものだから、靴が濡れ、脚絆も湿ってしまったが、サスケはまるで意に介さなかった。


ナルトならきっと、わざと水たまりに飛び込んでは、パシャパシャ飛沫をたてて歩くだろう。


年甲斐もなく、浮き浮きと楽しそうに。


ナルトなら子供みたいに遊んでいても、きっとサマになる。


そんな姿を想像すると、濡れた道も苦にならなかった。




一言:
ナルトは26歳になっても水たまりで遊ぶのか!?(笑)

私の個人的なイメージでは、ナルトは歳をとっても子供っぽさを無くさないキャラなので。

別に、毎回、水たまりで遊ぶ訳ではなく、ふとした瞬間に、そ〜ゆ〜子供っぽい事をやってしまう感じです。

つまり、普通の大人なら絶対やらないような、そんな事でも楽しめる心を持っている…という事を、具体的に書きたかったのです。

あくまで私の個人的なイメージによる創作なので、イメージ違くても怒らないでね



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