新米火影様
5話

今日だって、本当ならば二人で夕食を食べに行くはずだったのに、結局サスケの方の都合で、予定は無期延期になってしまったのだ。


せっかくの誕生日だったのに。


過密スケジュールは、もはや殺人的だ。


現場に出ている自分は、それでも今日のように、予定外にぽっかりと時間が空く事もあるのだが。


里の運営に関わる全ての裏方を担う火影補佐の仕事は、空き時間どころか昼休憩さえまともに取れない状態だった。


恋人の端正な寝顔を見つめながら、きっと疲れているのだろうな、と思う。


追い求め、焦がれ、ようやくこの手に取り戻した愛する人。


火影となった自分を支える為に、自ら火影補佐という立場を望んでくれた。



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