カウントダウン | ナノ

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日によってはR15程度のものもあります。
ご注意くださいませ。

*発売日決定につき再開*



あと113日

〜Shishido〜
最初は探り探り、啄ばむように。けれど少しずつ深く、甘くなっていく。唇を離す頃には、私の方が離れ難くなってしまう。「亮は、ズルい」「なんでだよ」「だって」こんなに蕩けるようなキスは、ズルい。「ねぇ、」私は、もっととねだるようにあなたの首に腕を回した。少し頬を赤く染めながら、「仕方ねえな」と言ってまた唇が重なる。ねえお願い、もっと、もっと蕩けさせて。

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com:0   14.11.12 22:09

あと114日

〜Oshitari〜
上唇を食むように挟まれたり、くすぐるように重ねられたり。侑士のキスは、くすぐったい。「ちょ、っと、」「んん?」話そうとするも、また重ねられる唇。そしてまたくすぐったいキス。「侑士、くすぐったい、よ」「あれ、気持ち良うあらへん?」いや、気持ちは良い。絶対言わないけれど。侑士は少し顔を離すと両手で私の頬を包み、額をコツンと寄せてくる。「俺、唇の柔らかい感触好きやねん。ずっとしてたなる」そんなにも大切そうに私に触れ、幸せそうに侑士が笑うから。私は今日も、侑士にされるがまま、だ。


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com:0   14.11.11 11:27

あと115日

〜Hiyoshi〜
「今日は、どうだった?」「負けた」「そっか」そこで、会話は途切れる。若は、しっかりしていてテニスも上手くて頭も良い。けれど、完璧ではない。時には弱く、繊細で、何でも器用にこなせるような人じゃない。でも、だからこそ私は若を愛おしいと思う。ソファに腰掛ける若に、私は後ろから抱きつく。「なんだよ」「若が泣きそうだから、慰めてあげようかなって」「泣かねえよ」「昔は泣いてたのにね」「うるせえ」人間らしい弱さを持つあなたを、私は隣で支えると決めたのだ。


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com:0   14.11.10 22:15

あと116日

〜Marui〜
貴方は、美味しそうに食べる。そして私は、美味しそうに食べる貴方を見るのが好きだ。「美味しい?」「おう!すっげーうまいぜ!」そう言って幸せそうに顔を綻ばせる。そんな貴方を見たくて、私はついつい食べ物を与えてしまう。「一番好きなものって何?」顔を傾げた貴方は、不思議そうに「は?んなもんお前にきまってんだろい」と口にした。

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com:0   14.11.09 23:20

あと117日

〜Yanagi〜
雨の日。「柳の髪は、どうして湿気に負けないの…?」さらさらといつものように光の輪が出来る髪を眺め、思わずそう漏らす。「そうか?特に何をしているわけでもないが」「ううー、それすっごい嫌味だよ」私の毛は何をどうしたって雨の日は広がるし、アイロンを駆使してもストレートにはなってくれない。すると、不意に柳が私の髪に触れる。そして。「安心するといい。俺はお前の髪が好きだ。柔らかいお前の印象に合っている」愛おしそうに髪に触れながらそう言われると、それならいいかと思ってしまう私は、相当単純だ。


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com:0   14.11.08 23:33

あと118日

〜Yanagi〜
ソファに座りDVDを観る私の傍で、あなたは読書をしている。思い思いの時間を過ごしながら、少し触れ合う肩の温もりが心地いい。すると、不意にあなたが私の肩に顔を寄せる。「どうしたの?」「いや、いい香りだと思ってな」「何もつけてないよ?」「知っている、だから」そこで言葉は途切れ、気づけば私はソファに横たえられていた。「だからこういう衝動に駆られる。他でもない、お前の香りだから」普段は見ることの出来ないその瞳には、確かな熱が宿っていた。

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com:0   14.11.07 23:27

あと119日

〜Atobe〜
ドンっと、名の通りの効果音を立てる。「ちょっと、何?」「あーん?流行ってんだろ?羨ましいんじゃねえかと思ってよ」間近にある、美しい顔。そして耳元で聴こえる、低く色っぽい声。なるほど、これは悪くないかもしれない。けれど、彼は両手で壁をつき、片膝を私の脚の間に割り込ませていて、私は完全に身動きが取れない。「これはちょっと違う気がするんだけど」「気にすんな。俺流だ」その言葉に軽く呆れながらも、近づいてくる顔を私は拒むことはしない。彼に常識や模範なんかが似合わないことは、私もよく知っているのだから。

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com:0   14.11.06 12:42

あと120日

〜Tezuka〜
起き上がると、目を覚ましたあなたが「眠れないのか」と声をかけてくれる。そしてベッドを離れ、しばらくするとマグカップを片手に戻ってくる。「飲むといい」と差し出されたのはホットミルク。じんわりと温かいそれを受け取り口に含むと、優しい甘みが広がった。ホッとした気分で再びベッドに入ると、あなたが私の髪を撫でる。

あなたは、変わった。不器用で、感情表現の下手な人だった。それなのに、いつの間にこんなにも自然に素直に愛を表現出来るようになったのだろう。もしかしたらそれは、私と一緒になったことも理由の一つだと、自惚れてしまってもいいのだろうか。

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com:0   14.11.05 23:27

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