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日によってはR15程度のものもあります。
ご注意くださいませ。

*発売日決定につき再開*



あと121日

〜Niou〜

私の足の爪に、ペディキュアを驚くほど器用に、丁寧に施す貴方。他人に足の爪に触れられるのは、なんだか悪いことをしている気分になる。10本全てを塗り終えると「お前さん、足の指先まで綺麗じゃな」と、足先に軽く口付けられる。動揺する私をよそに、貴方は1本1本の先に口付ける。その扇情的な行為に、私の鼓動は急激に速度を上げた。

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com:0   14.11.04 11:35

あと101日

〜Sengoku〜
「賭けをしよう。午後の天気を予想するんだ」「晴れ。天気予報で一日中晴れるって言ってたし」「じゃぁ、俺は雨に賭けようかな」「負けたら何すればいいの?」「君の明日を一日、俺に頂戴?」「それ、私も得しちゃうから賭けにならないね」「ははっ、嬉しいこと言ってくれるね。それじゃぁ、君が勝ったら、明日は君の好きなところに連れて行ってあげるよ」

賭けなんて口実がなくても、私の休日はいつだって貴方のものだ。


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com:0   14.07.28 00:15

あと102日

〜Kite〜
「お別れです」という貴方に、私は何も言えなかった。困らせるだけだとわかっていたから。今はまだ、貴方のいない世界の広さに耐えるだけで精一杯。けれどあの場所で貴方と過ごした時間は、私を確かに強くしてくれた。前を向く力をくれた。いつか私が、何にも負けないくらい強くなれたのなら、もう一度会いに行ってもいいだろうか。だから今は、貴方のいないこの土地で生きてみようと思うのだ。

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com:0   14.07.27 23:27

あと103日

〜Hiyoshi〜
どうしようもないな、と思う。「先輩」「あ、日吉!久しぶり!」声をかけると、満面の笑みで俺に近づいて来る。その額や首筋にはうっすらと汗が滲んでいて、この炎天下の中待たせてしまった罪悪感が募る。「練習を見に来るなら先に知らせてくださいよ」「緊張させちゃ悪いから。ねえ、それより一緒に帰ろう?」「ちょっと待って下さい。先にこれを」俺は先ほど自販機で買ったばかりのお茶を差し出す。貴女は嬉しそうにお礼を言う。優しくて、真っ白で、嫌味や妬みとは無縁で、どうしようもなくお人好し。俺が持っていないものを持つ貴女。そんな貴女に、俺はどうしようもなく惚れていた。

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com:0   14.07.26 01:17

あと104日

〜Akutsu〜
なんだって俺がこんな場所にこねえといけねえのか。「おい、いつまで見るんだ」「飽きるまで!亜久津と一緒だと皆が道開けてくれるから快適だわー!」この女に手を引かれ、水族館とやらに来ていた。「この時期は混むから、ゆっくり見られないんだよね。亜久津連れてきて大正解!お礼にあとでモンブランご馳走しよう!」「ふん」人混みなんてかったりい。魚にも興味はねえ。だが。反射した光に照らされる、いつもとは違ったてめえに免じて付き合ってやるか。

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com:0   14.07.25 12:39

あと105日

〜Kite〜
すやすやと俺のベッドを占領して眠る女が一人。いくら親同士の仲が良くても、あまりの図々しさにため息しか出てこない。ベッドの端に腰掛け、その気の抜け切った寝顔を窺う。呆れるくらいに図々しく、警戒心に欠ける。が、不思議なことにその表情を見ていると、俺の心も穏やかに凪ぐのだ。「そろそろ起きなさいよ」声をかけても起きる気配は無く、頬にそっと触れると、俺の手に自らの手を重ねてくる。「寝たふりとは悪趣味な」「木手にだけは言われたくないよーだ」まだ寝ぼけているのか、俺の手に頬を摺り寄せてくる。「…まるで、猫ですね」「木手が飼ってくれるなら、ねこでもいい、よ…」言いながら貴女の目は閉じられて行く。どうやら寝たふりではなく、本当に眠いらしい。それでも俺の手を離そうとはしない。「これからも、俺だけに甘えるのなら、飼ってやってもいい」

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com:0   14.07.24 23:55

あと106日

〜Tezuka〜
陽射しが強い日だ。眩しいのが嫌だと言いながらも練習を見たがったあいつを思い出す。俺が試合に勝った時の、誰よりも嬉しそうな笑顔を思い出す。あいつがいない夏が、始まろうとしている。俺はあと何度あの笑顔を思い出すのだろう。思い出せば湧き上がる、会えないもどかしさと、夢を目指すエネルギー。いつか再び会える日、胸を張っていられるように、俺は今日も進む決意をする。


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com:0   14.07.23 23:56

あと107日

〜Oshitari〜
「忍足って、エロいよね」「ああ、せやなあ」「……」からかってやるつもりの一言に、あっさり肯定しやがるこいつは、変わり者だ。顔は整ってるし、賢いし、テニスだって上手くて言うことはない。でも、低くて吐息混じりの声とか、女の子に対する振る舞いとか、謎の伊達眼鏡とか、何かがエロい。「なんなん?俺にそうゆうことして欲しなった?」問われて、逡巡。「いや、いい」「なんや、残念」だって。オープンなやつに限って実際はそうでもなかったりするし、こういう奴に限ってやたらと優しく甘く触れてくる。こいつにそんな触れられ方をしたら、私が落ちてしまうことが簡単に予想出来てしまった。

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com:0   14.07.22 23:59

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