カウントダウン | ナノ

COUNTDOWN

Attention

moreからあとがきと補足へ
感想、ご希望のキャラ等はコメントへ


日によってはR15程度のものもあります。
ご注意くださいませ。

*発売日決定につき再開*



あと105日

〜Atobe〜

あなたを愛することは、あなたの全てを受け入れることだと知っていた。あなたは孤独だ。強く、高貴で、秀でているが故に孤独だ。そんなあなたを愛するということは、あなたの唯一になるということ。強く、壊されるかと錯覚するくらいに抱きしめられる。「ここにいろ」「ここにいるよ」「離れるな」「離れないよ」あなたの孤独を埋められるのなら。そう祈りを込めて、あなたの背中に腕を回す。重い、重い、想い。けれど、そんな重みですら愛する覚悟はとうに出来ている。

more...
com:0   14.11.20 11:07

あと106日

〜Kawamura〜

かつて仲間であった彼達の試合を、フェンス越しに眺める貴方。その表情には、心なしか憂いが宿っているように見える。「後悔、してるの?」「テニスを辞めたことかい?」「うん。皆と一緒にあそこにいたかった?」「いたくなかったと言えば嘘になるけど…後悔はしてないよ」あいつらと過ごした3年間は、俺の誇りだから。そう言う貴方の顔には、もう憂いはない。そこにはただ、誇らしげな笑顔があった。

more...
com:0   14.11.19 19:30

あと107日

〜Oshitari〜

私のふくらはぎから膝、太ももを撫でる手。そのいやらしい手つきとは裏腹に、あなたの表情は穏やかだった。「ほんま綺麗な脚やなあ。俺は幸せもんや」幸せの基準をどこに置いているのかと神経を疑う発言だ。「侑士が好きなのは、私の脚だけ?」不機嫌さを隠さずに問うと、侑士は驚いたように瞬きを繰り返し「そんなわけないやろ。好きになった子の脚が、たまたま極上やっただけや」と告げる。そんなこと、知っている。けれどその変態じみた愛の言葉を聞きたくて、私は確かめるように問うのだ。あなたのために、私の脚は美しくなくてはいけない。

more...
com:0   14.11.18 23:47

あと108日

〜Shiraishi〜

影の努力を、知っている。真面目な性格も、責任感の強さも、負けん気の強さも。悔しくないはずはないのに。それでも彼は、最後まで完璧だった。完璧なテニスで、完璧な選手で、完璧な部長だった。「終わって、しもたなあ。結局1度も頂点には立たれへんかった」悔しそうに唇を噛み締める彼。そう、彼は完璧なテニスで完璧な選手で完璧な部長だったけれど、完璧な人間ではない。良かった。あなたがこの後に及んで何の悔いもないと言い切れるような完璧な人だったなら、私はあなたを愛さなかっただろうから。

more...
com:0   14.11.17 23:47

あと109日

〜Yukimura〜
毎日、美しい花を持って訪れる彼女。俺の手を宝物のように握り、祈るように目を閉じる。「何を、祈っているんだい?」「早く、治りますようにって」「心配しなくても、すぐに治るよ」「約束よ?」「ああ」そう言うと、安心したように笑って握りしめた手に口付けられた。そしてその口は紡ぐ。あなたのいない世界は、つらすぎると。

more...
com:0   14.11.16 23:52

あと110日

〜Atobe〜

貴方の指が、私の口へと果実を運ぶ。口に含んで噛むと、みずみずしい果汁が溢れ出す。すると貴方はすかさず口付け、一つの果実を二人で味わう。「どうだ?」「美味しいけど…普通に食べさせてよ」「それじゃつまんねぇだろうが」そして私の口の端から零れた果実を舐めとり、妖艶な笑みを口元に浮かべた。出来ることなら、私だってその口に食べられてしまいたい。

more...
com:0   14.11.15 23:42

あと111日

〜Tezuka〜
「手塚、ポッキーって知ってる?」「ああ、知っているが」「じゃぁポッキーの日は?」「クラスで女生徒が話していたので知っている」「じゃぁ、ポッキーゲームは?」「…………知らない」「はい、間があった。ウソだ。知ってるんだ?」「…………知らない」「ふーん……。じゃぁ、教えてあげよっか?」「結構だ」「はいはい、これを咥えてー」「おいっ、っ!!」「っ……、て、手塚が、ポッキーを咥えてる…」「ポキン…お前が咥えさせたんだろう」「やばい…可愛い!もっかい咥えて!!!!」「(なんとか逃れられたか…)」

more...
com:0   14.11.14 23:57

あと112日

〜Sanada〜

泣きじゃくる私の背中を、困ったようにさするあなた。あなたが戸惑っていることには気づいているけれど、だからって涙を止めることも出来なかった。「おい、大丈夫か」気遣うような言葉に、首を縦に振ることで答える。でも、しばらくたっても涙が枯れない私に「本当に大丈夫か」と再度問う。私は先程と同様に、首を縦に振った。すると、「ええい!ならさっさと笑わんか!!」という恫喝のような声に、驚きで涙は止まる。そんな無茶な。「お前が泣いていては、俺の気が休まらんではないか!!」「え、逆ギレじゃん」すっかり涙は引いたので冷静に突っ込む。よくわからないけれど、なんだか弦一郎らしいなと思った。

more...
com:0   14.11.13 11:25

<< >>


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -