SSS
NLBLジャンルグロごっちゃ



[P4G/花りせ]

63.こんがらがる


「花村先輩のバカ!」

おいおいなんで俺怒られてんの?
だってせっかく相棒も帰ってきて、みんなで遊びに出て、自由行動になって。
りせは悠のこと好きなんだろ?一緒に行動したいんかなって思ったんじゃんか。
だから俺はクマとあっちに行こうと……ん?
それがダメだったってこと?
え、だって、なあ。
もっかい確認しとくけど、りせは悠のことが好きなんだ。と、俺は思ってたんだけど、違うのか?

「全然わかってないんだ」

心の声を見透かしたかのように呟いて、りせは一人で歩いていく。
なんだこれは。何がどうなってる?
あーもうなんかこんがらがってきたぞ!?
とりあえず今は、りせを追いかけるしかないだろ!


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[FE覚醒/フレルフ]

62.誘い込む


きっと彼女にとっては朝飯前なのでしょう。
気づけば誰しもの懐に入り込み、簡単に心を開かせる。
かくいう私もこの様だ。
いや、誰よりも深刻かもしれない。このような指輪まで用意してしまうとは。
これも彼女の策の内なのだろうか。
まんまと誘い込まれ、こうして降伏せざるをえないだなんて。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[SN2/イオルウ]

61.求め合う


「ま、待ってイオス!」
「嫌だ」

ルウの細い手首を掴んで引き寄せ、ずっと触れたかった唇に指を這わす。
柔らかなその感触は、僕の心臓を激しく鳴らせた。

「僕は、ルウが欲しくてたまらない」

君にとって僕は、他の男性陣となんらかわりない存在かもしれない。
でも僕にとって君は、求めるただ一人の女性。
不安な気持ちを押し込めながら、希望を乗せて、ゆっくりと顔を近づける。

「イオスは、ルウのことが好きなの?」

何をいまさら当然のことを。
でなければこんなことしないし、普段から気持ちは隠したことがない。
好きだよと答えると、ルウは顔を真っ赤に染めた。

「そっ……か。あの、その、ありがとう」

嬉しそうに微笑むルウに、脈があることを確信する。
彼女の可愛さに耐えられなくなって、ついに唇を重ねた。ルウも戸惑いながらも懸命に応えてくれる。

甘くふわふわと、僕とルウの口づけは続く。
何度も何度も、何度も何度も求めあって、唇がとろけてしまいそうなんて可愛いことを言ってくれるから、もっともっと、奥まで求めあいたいって願ってしまう。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[TOX/ジュレイ]

60.暴く


今更なのかもしれない。
離れたとこにいたんだから仕方がないなんて、ただの言い訳で。
本当は一番に気づかなければならなかった。
久しぶりに会って、同じ時間を過ごして、そして僕のせいで傷痕を残すことになって、初めてわかったんだ。
大事な、誰よりも大切な君の、本当の気持ち。
遅くなってしまった分、今から君にたくさん触れてもいいかな?
笑顔の下に隠した、哀しい涙を僕に暴かせて。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[SN2/イオルウ]

59.さらけ出す


「皆は君を誤解してるんじゃないかと思うの」
「誤解?」
「君はこんなに紳士で優しい人なのに、皆怖がってるみたい」
「それは……仕方がないだろう。僕が今までしてきたことを考えれば」
「でもそれは、ルウだって同じだわ。ルウはちゃんと君を気づけたわよ」
「ルウがわかってくれてるなら、いいじゃないか。本当の僕をさらけ出すことができるのは、きっとルウだからなんだ」
「うーん……それは嬉しいけど、やっぱり悲しいわ。イオスは本当にかっこよくて素敵なのに」
「……あまりそういうこと言わないでくれ。抑えてる部分までさらけ出してしまいそうになる」



―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[TOV/フレジュディ]

58.絡み合う


視線が絡み合うのは、一瞬。
瞬く間だというのに、その深い瞳は僕を魅了してやまない。
たとえば、まさか、君も僕を意識してくれているからだとしたら。
僕の想いも、あの一瞬の絡み合いで伝わってしまっているのだろうか。
ああ、それでもいい。むしろ伝わってしまえ。
ジュディス、好きだよ。
想いを込めて、君の視線を待つ。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[TOA/ガイティア]

57.おびえる


本当は、こんなことしたくないの。
無理せずゆっくり治るのを待って、お互い笑って触れあえたらって思ってた。
でも、私も年頃の女なの。
好きな人に触れたいという気持ちが溢れて、仕方がない。
少しだけ、ほんの一瞬だけでもいいから抱き締めてほしい。
そう告げてしまえば、優しい貴方は無理して笑って「いいよ」と言うのでしょう。
いざ触れるとき、無意識の怯えに私が傷つくことなんて考えもせずに。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[FE覚醒/クロルフ]

56.向き合う


俺がいくら好意を示したとして、ちっとも受け止めてくれないのでは意味がないじゃないか。
何をそんなに頑なになっている?
俺が王子だから?お前に記憶がないから?
そんなの、俺たちの間で今更すぎて、些細な問題ではないのか。
一人の、今を生きる人間として、お前は俺と向き合うべきと思わないか、なあ。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[P4G/花りせ]

55.可愛がる


特別扱いは嫌だけど、花村先輩は少しくらいしてくれてもいいのにって思ってしまった。
確かに可愛がってくれてるけど、あくまで後輩の域を出ていない。
完二や直斗くんと同じ可愛がりかた。
他の先輩たちはそれでいいの。すごく嬉しい。
でも、花村先輩は“りせちー”のファンなんでしょ?特別意識したりするもんじゃないの?
実際に接してみると特別扱いなんて絶対にしなくて、だから信頼できるっておもったんだけど、でもそれにしたって普通すぎる!
なんて、“りせちー”として相手されたら嫌がるに決まってるくせに、わたし矛盾だらけ。
違うの。ただ花村先輩の特別になりたいの。それがアイドルとしてでもいいやって思えちゃうの。
もちろん一番は“特別な女の子”として可愛がられたいんだけど。


―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




[SN2/イオルウ]

54.とろける


ケーキを食べるルウの表情はとろとろで、少し嫉妬すらもしてしまいそうな自分に呆れる。

「甘くて、とろけちゃいそう」

君をとろけさせるのは僕の役目だというのに、君は至上の幸せといわんばかりに笑う。
悔しくて、つい彼女のフォークを持つ手を取った。

「もっととろけさせてやる」

ルウの指に舌を這わせる。
真っ赤になって潤む瞳に、僅かな満足感を得た。
さらに舌を進めると、ルウは身体を震わせながら笑う。

「こんなことしなくたって、イオスと一緒にいるだけで、ルウはとろけるのよ?」

思わぬ反撃に、僕の方がとろけそうだ。



―――――
恋愛雰囲気単語100題
thanks:fisika




prev | next


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -