スリル漫才


短いようで長い数分の漫才が終わった。
「体調悪いん?」
相方の吉田が心配してくれたが俺は大丈夫、と言ってトイレに駆け込んだ。

「はぁ…っやっぱムリだって…っ」
「全然普通だったって」
トイレの個室に一緒に入った瀬戸は笑いながら俺のベルトを外してスラックスを下着ごと脱がせた。
ブーブーという機械音が大きくなる。
「ローター入れながら漫才とかどうかしてるって…」
俺の尻の中ではローターが震えていた。
本番前に一緒に出演する瀬戸に入れられたのだ。
微弱といえど尻の中で異物が震えているなんてたまったもんじゃない。
ばれたらまずいし、あのスリルは二度と味わいたくないものだ。
緊張が解け、安堵からか刺激からか、脚がガクガクしだした。
立っていられなくて目の前の瀬戸に身体を預けるようにもたれかかった。
「はぁ…っも、早く抜いてくれよ…」
「気持ちくないの?」
「んなわけねーだろ…」
「勃ってるのに?」
「ふぁっ!」
瀬戸が俺のちんこに触れる。
ゆるゆるとしごかれて体がびくびくと反応する。
「やっ、あ、やめ、あぁ…っ」
「かわいいな、ウサ」
「も、てめっ…早く抜けバカ!」
背伸びして瀬戸の肩を噛む。
瀬戸は小さく痛いと声を上げて、わかったわかったと俺の太ももに手を伸ばした。
テーピングを取りコードを引っ張るとヌリュンとローターが飛び出した。
「あひぃんっ」
「はは、ベタベタ」
俺の体液で濡れているローターをわざわざ見せつけてくる瀬戸。こいつは性格悪すぎる。
「いい感じにほぐれてるねー」
睨もうとすると穴に指を突っ込まれた。体が仰け反る。
「ひ、あっ、あんんっあぁっ」
「ローターなんかじゃ足りないだろ?」
瀬戸に向きを変えられ、ドアの方を向き手をつく。
尻から指を抜いた瀬戸は早急にちんこを入れだした。
「ひあっ!あぁあっ」
「あー中熱…」
ヌコヌコグチュグチュ、ヌチヌチ
卑猥な音がトイレ中に響いている。廊下を人が通る音が聞こえているのに、この音は聞こえていないのだろうか。
心配していると人が入ってきた。瀬戸の動きも止まる。
「おいウサ、大丈夫なんか?」
しかも吉田だ。
「大丈…んあっ!!」
俺が口を開くと瀬戸が動き出した。
奥を突かれて思わず声が出る。
「どうした?」
吉田が近付いてくる。俺が手をついているこのドアの向こう側にいるのだ。
俺は動き続けている瀬戸を振り向いて睨み付けるが、瀬戸は笑っている。本当にこいつは性格が悪い。
「あ、ほんと…っ、大丈夫だか、ひっ、ら」
クチュ、クチュ、ヌチヌチ
水音がする。吉田に聞こえてるんじゃないだろうか。汗が出てくる。
「ほんまか?無理すんなよ」
「は、あ、すぐ戻る…」
吉田はおーと言って出ていった。
足音が遠くなってから瀬戸を睨みつける。
「てめぇ、ふざけん、あああんっ」
グチュンと瀬戸のちんこが奥を突く。
「感じただろ?すげー締め付けてたもん」
グチュングチュンヌリュッパチュンパチュン
「あっあっあああんやっあっ激し…っあぁぁあん」
「は、あー気持ちい…」
「あんあんっちんこだめっあああんちんこぉ」
瀬戸の激しい腰つきに脚がガクガクする。
「あひっ!んぁっ!あぁんっ瀬戸っ瀬戸ぉっ!も、だめっ出ちゃうぅっ!」
「俺もっイクっ!」
パチュンパチュングリュヌコヌコグチュグチュドピュ、ピュルルル
中に大量に瀬戸の精液が注がれる。
俺もドアにかけてしまった。
俺は力が抜けて床に座り込んだ。
「あー興奮した」
瀬戸が楽しそうに言う。
俺は呑気なこいつを睨みつけた。
「…いい加減にしろ」


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